子育て情報『陽性=妊娠、陰性=妊娠していない、とは限らない!?妊娠検査薬の使い方』

陽性=妊娠、陰性=妊娠していない、とは限らない!?妊娠検査薬の使い方

このようなフライングの場合、1週間ほどおいて再度検査するとよいでしょう。また、水分を多くとりすぎた後に検査した場合、尿が薄まってしまい、正しい結果が出ないこともあります。その場合は、朝起きてすぐの尿で検査すると、hCGの濃度が高くなっているので、より正確な結果が期待できます。その他、検査の時期が遅かったり、双子など多胎児を妊娠した場合、hCGの量が高くなり、逆に妊娠検査薬が反応しないこともあります。

妊娠検査薬が陰性だったのに、生理予定日を過ぎても生理が来ないというのは、妊娠の可能性があるというだけでなく、排卵日が遅れて生理開始も遅れることもありますし、ストレスなどで生理が遅れているということも考えられます。そのため、普段から基礎体温を測定することを習慣化しておき、自分の生理周期を把握することが大切です。

妊娠しているとすれば、早期にだるさや眠気、吐き気、ほてり感など、妊娠初期にみられる症状が出てくる人もいます。このような症状がみられるようであれば、再度、妊娠検査薬をおこなうとよいでしょう。


手軽に使える妊娠検査薬ですが、正しく使うことが前提です。誤った使い方をして、結果に一喜一憂することのないように、正しく使っていきましょう。そして、陽性反応が出たときには、産院を受診して、確定診断を受けるようにしましょう。

監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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