動画で簡単! 赤ちゃんの歯磨き「前歯が生えたらコレだけはしたいコト」
赤ちゃんの乳歯は虫歯になりやすいもの。前歯が1本でも生えたら毎日歯のケアをおこなうことが大切です。そこで小児歯科医の川越先生が、前歯が生えたらしたいケアの仕方を教えてくれています。
生後6カ月ごろになると前歯が生えてくる子が増えます。でも、こんな時期から歯磨きって必要なの? 赤ちゃんを虫歯から守るためにママがしてあげられることはあるのでしょうか? 実はこの時期からの歯磨きは将来、健康な歯を保つために大切なのです。
そこで、原宿こども歯科の院長で小児歯科医の川越じゅん奈先生にこの時期の歯のケアの仕方について詳しく伺いました。
前歯が生えたらおこないたい歯磨きの手順
- 1)赤ちゃんをママの膝の間に寝かせ、寝転がった赤ちゃんと笑顔でスキンシップを楽しんだあと、赤ちゃん専用の歯ブラシを渡し、カミカミして遊ばせます。
- 2)口を開けたタイミングでママがさっと指を入れ、口を開けます。奥歯が生えるあたりに指をおくと磨きやすいです。前歯が生えたら、仕上げ磨き用の歯ブラシで歯をこするように磨きます。これを5〜10回程おこないます。
- 3)下の歯の表と裏を濡れたガーゼで包むように挟みます。つまむように下から上へ擦りあげます。これを5〜10回ほどおこないます。
- 4)上の前歯が生えていたら、同様にガーゼでつまむように上から下へ5〜10回程、擦ります。上の前歯は唇をめくった筋部分(上唇小帯)を指で押さえながら磨くと痛がられずスムーズに磨けます。上の歯の裏はおっぱいや育児用ミルクがたまりやすく、虫歯になりやすい場所です。意識して念入りに 磨くようにしましょう。
- 歯ブラシで磨くときは、歯ブラシ歯の面に直角に当て、軽い力で小刻みに擦りましょう。強さは150gくらいの圧が目安です。
この時期の歯磨きのポイント
泣いても絶対にやめない!
慣れないうちは赤ちゃんが嫌がって泣くこともあると思います。ですが、そこでやめてしまうと、泣けばやめてくれると思われてしまいます。健やかな歯を保つためにも、泣いてもママは笑顔で続けましょう。終わったらギュッと抱きしめてあげることも忘れないでくださいね。
毎日同じ時間帯におこなうこと
習慣化するためにも、同じ時間におこなうといいでしょう。寝ている間は唾液の量が減って虫歯になりやすいので、お昼寝前と夜寝る前におこなうのがベストです。