収穫祭「ハロウィン」でお化けの仮装をする理由とは?

日本でも仮装パーティーやイベントなど、秋の催しとして定着してきた「ハロウィン」。アメリカでは、夏の終わりから子どもたちが心待ちにするビッグイベントです。

しかし、なぜハロウィンでは、お化けの仮装をするのでしょうか? 今回は、その疑問を解決すべく、ハロウィンの由来や近年人気の仮装の傾向についてお伝えします。

目次

・ハロウィンでお化けの仮装をする理由
・アメリカの子供たちは、どのようにしてハロウィンを祝う?
・近年のハロウィン・トレンド


ハロウィンでお化けの仮装をするようになった理由とは?

© hicheese - Fotolia.com


ハロウィンでお化けの仮装をする理由

ハロウィンは、主に英語圏で10月31日に行なわれるお祭りです。その起源は、約2,000年前、古代ケルト族のサーウィン祭(11月1日)にまで遡ります。

収穫が終わり、暗い冬を目前にしたサーウィン祭の前夜には、死者の霊魂がこの世に戻ると言われていました。そのため玄関には食べ物を供え、外に出かける時にはゴーストにさらわれないよう、お化けの仮装をしたそうです。

8世紀に入るとカトリック教会は、 サーウィン祭をキリスト教に関連付けて「諸聖人の日(All Hallows Day)」と定めました。
それに伴い、10月31日の前夜祭は、「オール・ハロウズ・イブ(All Hallows Eve)」と呼ばれ、後に 「ハロウィン(Halloween)」へと短縮されたそうです。

ハロウィンは、アメリカで独自の発展を遂げ、1950年代には宗教色が薄まり、家族で楽しめる現在の形になりました。近年は、クリスマスに次ぐ商戦期だというだけあって 、街のあちこちがハロウィン仕様になり、とても賑やかです。

アメリカの子供たちは、どのようにしてハロウィンを祝う?

ハロウィンは、アメリカの子どもたちにとって、一大イベント。パンプキン・パッチというハロウィン用のカボチャを販売する農場へ出かけたり、「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるカボチャをくり抜いた顔型の提灯を作ったり、家に蜘蛛の巣やお化け、魔女の飾りをつけたり…と、ハロウィン当日まで、いろいろな楽しみがあります。

ほかに、あちこちでトウモロコシ畑の迷路、お化け屋敷などの関連イベントも催されます。

ハロウィン当日、子ども達は思い思いに仮装して「トリック・オア・トリート(キャンディをくれなきゃ、いたずらするぞ)」と言いながら、近所の家々でキャンディをねだるのがお約束です。ハロウィン好きの大人は、家をかなり派手に飾り付け、お菓子を取りに来る子どもたちを待ち構えています。



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