2015年10月29日 04:15|ウーマンエキサイト
連載記事:どならない子育て特集
叱る=しつけにはならない!?(どならない子育て特集 Vol.2)
子どもに話を伝えるためのポイント
けれども、
「叱る」ことは、しつけの手段であって、目的ではない。繰り返すが、
「しつけとは、教育、そして、トレーニング」なのだ。
では、なかなか話が伝わりにくい子ども相手に、どのようにすれば伝えられるようになるのだろうか? それには、以下の4点がポイントとなる。
<子どもへの伝え方 ポイント4つ>
1.行動を具体的に説明する
子どもには、あいまいな表現では伝わらない。具体的な「動詞」で、シンプルに伝える。また「〇〇するのはよくないよ。△△してね」というふうに人格ではなく、行動を指摘する。
2.肯定的表現をする
「〇〇しないで!」はよく使う言い方だが、わかりにくい。「〇〇してね」の方が伝わりやすく、指示にも従いやすくなる
3.共感的表現を使う
「〇〇したい気持ちはわかるよ。でもね……」。たったこれだけのフレーズをつけるだけで、親が一方的に叱る形を避けられる
4.環境を整える
子どものそばまで行って、目線を揃える。周りに子どもの注意をそらすものがない環境で伝えるなど、一工夫をする
(「どならない子育て」より一部抜粋)
上記を読んだだけでは、「それが良いのはわかるけれど…」という感じかもしれない。次回は、いよいよ実践だ。「身支度をグズグズする子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう。
(楢戸ひかる)
「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は
◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!
NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。
◇
どならない子育て
(著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
「エッ!いなくなった!?」夫におむつ替えを頼んだら息子がいない→必死で探すとまさかの場所に!