球技が多い、楽しくダンス…世界の体育の授業を比べてみた
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日本では体育の授業と言うと、跳び箱、縄跳び、バスケットなど多種多様なスポーツを学んでいますが、違う国の子どもたちは、一体どんな体育の授業を受けているのでしょうか? 今回は、シンガポール、フィリピン、イギリス、オーストラリアの体育の授業を紹介します。
体育の試験がないシンガポールの子どもにとっては、レクリエーション
小学生と中学生は、週に2時間の体育の授業があるシンガポール。サッカー、バスケットボール、バトミントンなどのゲームを行うことが多いようです。東京23区とほぼ同じ面積の国土で、人口も少ないシンガポールでは、人材育成のために国家予算の20%を国の教育費につぎこんでいます。特に、英語、母語、数学に重要視が置かれていて、学科試験もあります。試験がない体育の授業は、勉強というよりもレクリエーション感覚で楽しんでいる子どもが多いのかもしれません。
ダンスも習うフィリピン
幼稚園から高等学校を卒業するまでの13年間無償で教育が受けられるK-12システムを導入したフィリピン。日本同様に小学校は6年間教育です。体育の授業は、かつてスペインとアメリカの植民地だったことからサッカー、野球、バスケットなどのスポーツが盛んに行われています。また、イギリスの国家スポーツであるクリケットの授業を行う学校もあるようです。
そのほか、公立の学校でも特に力を入れているのがダンス。誰もが小さな頃からダンスに親しんでいるので、ダンス好きなフィリピン人が多いというのも納得できますね。