子どもが小学生になるのを機に、再び仕事を始めたママも多いと思います。小学校では基本的に給食があり、お弁当の準備が必要なくなり、朝のあわただしい時間が解消されるのでは? なんて期待を持っている方もいるのでは。
でも実際には
勉強や教材のチェックなどで、これまでよりも手がかかることも。仕事も学校関連のことも、すべてをママひとりでこなすのはかなり大変! そこでパパとママでお互いの得意分野をいかして、子どものフォローを分担できるようにしましょう。
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■勉強は誰がみてあげる?
これまでの幼稚園、保育園と小学校生活。どこに大きな違いがあるかといえば、もちろん
「勉強」です。小学1年生レベルであれば、まだ内容的に難しくないとはいえ、子どもにとってははじめて勉強。親も勉強を見てあげるのも初めて。
だから、どうやればいいのか親子で戸惑ってしまうこともあります。
そこでまずは大事なことを押さえておきましょう。低学年の場合、大事なのは
「勉強する習慣をつけること」。パパかママ、早く帰宅できるほうが勉強を見てあげるなど、
親のどちらかが近くでみてあげるといいですね。
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簡単な問題につまずいていると、つい口を出したくなりますが、そこはグッとこらえて。まずは自分の力でやり遂げるように「問題を声に出して読んでみて」レベルの声掛けにしましょう。それでもどうしてもわからなそうな場合は、絵を書いてみるなどフォローしてあげましょう。
パパ、ママがお互いの
得意教科に合わせて分担してフォローしてあげてもいいでしょう。
たとえば算数はパパ、国語はママのようにすれば、頼る回数の多い教科が苦手ということもわかります。
■時間割が何か理解している?
幼稚園や保育園では、遠足などの行事を除いては、持ち物は毎日ほぼ同じもの。でも、小学生になると、時間割に合わせて教科書などを用意しなければなりません。
時間割さえあれば、子どもにも何が必要なものかわかるだろう。そう思うかもしれませんが、まだ
時間割とは何かを理解していない場合もあります。子どもと一緒に確認しながら、何が必要なのか教えてあげましょう。
このとき、子どもにも一緒に考えてもらうといいですね。たとえば、「明日は体育があるけど、何を持っていけばいいかな?」、「国語の授業があるね。
ノートはどれを使うかな?」という感じ。ひとつずつ確認してあげましょう。
パパの帰りが子どもが起きている時間帯であれば、この作業をパパにお願いしてみては。
パパも子どもと一緒に明日の準備をしてもいいですね。コミュニケーションが取れて、パパも積極的に育児にかかわろうとしてくれるかもしれません。
■学校からのプリントを担当するのは?
遠足のお知らせや教材費のことなど、子どもはほぼ毎日のように
学校からプリントを持って帰ってきます。
家計を預かっていたり、学校行事に参加したりするのはママという家庭も多いでしょう。そんなご家庭の場合では、
ママがプリントの確認をするように、子どもにも毎日声がけをしましょう。
子どもは、プリントをもらったことすら忘れているときもあります。
ママがプリントの確認を行ったら、持ち物については
時間割係のパパに伝達を。パパもプリントの有無をチェックすれば、お互い二重チェックができます。
明日、着ていく服や、プールの授業で使う水着などの準備も、ママが一緒に行うほうが向いているかもしれません。「明日は雨だよ」「明日はすごく暑いって」など洋服選びに参考になりそうな声掛けをしながら、子どもが用意するのを見守ってあげましょう。
■小学生になると人間関係の悩みが…
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小学生になると、新しい環境になじめない、友だちとケンカしてしまったなど、子どもが
人間関係で悩むことが増えてきます。すぐに気づいてあげるためにも、今日は何があったのか毎日聞いてあげましょう。
これは夫婦一緒でもいいですし、子どもが話しやすい、一緒に過ごす時間が長いほうでいいと思います。
あえて時間を作ろうとすると大変だと感じるかもしれません。でも、ママが食事の片づけをしている最中にパパが話を聞いてあげる、ママとお風呂に入りながら話をするなど、ゆっくり時間をとれるときに、
一日の報告をしてもらえば自然と習慣づけられるでしょう。
報告会を毎日行うことで、子どもに何かあったときに気づきやすくなるものです。何もなければいろいろと話してくれていたのに、悩みがあると言いたがらない、言葉につまるなどの兆候が見られることも。
「おかしいな」と感じても、すぐには問いたださないほうが無難。子どもだって、親には知られたくないことがあるものです。まずは話を聞くだけにとどめ、あとから
夫婦で相談する時間を作り、対策を練りましょう。
自分のことは自分でできるようになってほしいと思っていても、なかなかうまくいかないこともあります。
それを助けてあげるのが親の役割。でもママひとりでフォローするのは大変です。夫と役割を分担しながら、楽しい小学校生活が遅れるようにサポートしてあげたいですね。
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