「ありがとう」「ごめんね」が言えない子どもに、大人のモノサシは通じる?
■子どもと大人で“悪いこと”のモノサシが違う?
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感謝すべきとき、謝罪すべきとき、言葉に出して表せる子どもに育てたいと思っても、なかなか思うようにいかないもの。「大きくなっても言えないのでは?」と不安を抱えるコメントもなかにはありました。しかし、そもそも大人と子どもでは一緒に考えなくてもいいのでは? という意見も。
「ごめんなさい」は、小さい子は言いにくいのではないかなと思います。大人のモノサシと、子どものモノサシでは、「悪いことをした」という感覚が違うように思う。こちらのものさしでとにもかくにも謝らせるのも、「どうなのかなぁ」と思う。難しいですけどね。
生まれて数年の経験値で物事を推し量っている子どもと、長く生きてきた大人では、「悪いこと」の感覚が異なるのかもしれません。
また大人は処世術というものを身に着け、「いまどういえばこの場が良くなるのか」を考えますが、あたり前ですが子どもにはそんな思いはありません。
逆に言えば、周囲を意識して心では思っていなくても、まずは「ありがとう」「ごめんなさい」を言っている子どもがいるとしたら、それはもしかしたらとても悲しいことかもしれませんね。そんな気持ちを芽生えさせないためには、親のブレない態度も大切かもしれません。
そう考えると、子どもの感性を大事にしながら、どう教えていけばいいのか。ひとつには、やはり親が見本を見せていくことではないでしょうか。家庭の中で自然と感謝ができて、申し訳ないという気持ちが生まれていれば、いつしか子どもにも伝わっていくと信じたいです。
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Q. 子どもが「ありがとう」「ごめんなさい」が言えないことについて、エピソードやご意見があれば、教えてください。
回答数:68
(アンケート集計期間:2018/8/9~2018/8/14)
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