敵を作らない方法は? ママ友、職場、習い事…「実は怖い女性だけの集団」

目次

・女性集団「頑張っただけなのに、どうして?」まさかのトラブル事例
・女性だけの集団、アメリカの教育者が分析すると…
・女性の集団「生き抜くための上手なふるまい方は?」
敵を作らない方法は? ママ友、職場、習い事…「実は怖い女性だけの集団」

©metamorworks- stock.adobe.com


女性同士の付き合いは気をつかう…という人は多いですよね。それは自分と相手だけの1対1という場面もありますが、ときには相手が複数の「集団」になることもあるでしょう。そんな集団のなかで、いつのまにか浮いてしまった、周囲となじめずつらくなってしまった…そんな経験はないでしょうか。

今回は、女性集団という新しい環境のなかでうまくやっていくための「ふるまい方」について考えていきましょう。

■女性集団「頑張っただけなのに、どうして?」まさかのトラブル事例

1対1と違い、女性は集団になると、独特で閉鎖的な「空気感」のようなものを発することがありますよね。目には見えないその空気を感じ取れず、無視して行動してしまったことで、結果的に居場所がなくなってしまった…。そんな経験のある人は少なくないようです。

例えば、引っ越しにともなって子どもが転園し、友人作りを兼ねてなにか役に立とうと係を引き受けて一生懸命頑張ったママ。
先生には喜ばれたものの「そんなにいろいろやられちゃうと、来年の係の人がプレッシャーになる」とほかのママに嫌みをいわれてしまった…。

例えば、始めたばかりの習い事で、初心者だから周りの負担にならないようにと後片付けを積極的に手伝っていたら「それは慣れている人がやる仕事だから手を出さないで」と注意されてしまった…。

例えば、部署異動で新たな職場で働くことになったとき、自分では率先して動いていたつもりなのになぜか先輩の女性社員ににらまれてしまい、その周囲の女性たちからも距離を置かれてしまった…。

このように良かれと思ってとった行動が、集団との関係を悪化させてしまうケースは少なくありません。誰かの迷惑になりたくないだけ、早くなじみたいだけ、ただ頑張りたいだけなのに、なぜか空回りしてしまう…。では、女性集団のなかで悪目立ちせず、周囲とうまく関わるにはどうすればいいのでしょうか?

■女性だけの集団、アメリカの教育者が分析すると…

アメリカの教育者、ロザリンド・ワイズマンの著書『女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること』(日本評論社)によると思春期の女の子たちは集団になると「女王蜂」「銀行家(情報家)」「浮動層(女王に言われれば従い、それ以外のときには離れて見ている)」「ターゲット」などの役割を自然に担っていくのだそうです。

この「女性は集団になると役割を背負う」傾向は大人になってもあると私は思います。

例えば、子どものいるママを軸に役割に名前を付けるとしたら女王は「ボスママ」といえますね。
銀行家(情報家)はどんな事情にも精通し、その情報をうまく使い分けていることから「スパイ」と言い換えることもできるでしょう。そして長いものには巻かれ、自分の身に火の粉がふりかかるのは避けたい浮動層は「傍観者」が分かりやすいかもしれません。そして、ボスママににらまれるターゲットは「スケープゴート」。

このように自然と自分の役割を定めていく、女性の集団。しかし、この独特な傾向を逆に利用して集団に接することができれば、要らぬストレスを抱えることも少なくなるかもしれません。


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