■ママの生活シーン別、オーディオブックの使い方
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それでは、このオーディオブック、子育て中のママは生活の中でどのように使えばいいのでしょうか。
▼ママの生活シーン1、子どもの読み聞かせ
子どもから「本を読んで」と言われて、「これからご飯を作るところなのに~!」という経験があるママも多いのではないでしょうか。
筆者自身も、小学1年生の子どもから分厚いハードカバーの本を手に「これ読んで、全部!」と言われたときに、途方に暮れた経験があります。
もちろんそばで親が読んであげることに大きなメリットがあるのは重々承知のうえ。でも、どうしても時間がないときには、だれかの手を借りたくなるのも事実です。
オーディオブックには、大人向けの本だけでなく、子ども向けの本もあります。筆者が調べたところ、『大きなカブ』や『ジャックとまめの木』などの絵本から、『星の王子さま』や『不思議の国のアリス』などの児童書もオーディオブックとして販売されていました。
絵がなく、耳から入ってくる音だけなので、情景を想像できて子どもたちの想像力も広げられるかもしれません。
▼ママの生活シーン2、赤ちゃんの寝かしつけ
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なかなか子どもが寝てくれず、苦労しているという人も多いでしょう。
そんな人にとっては、寝かしつけにオーディオブックを試してみるという選択肢もあります。
「子どもが10分で寝る!」と話題になり、75万部以上のベストセラーとなった
『おやすみ、ロジャー』が記憶に新しいという人も多いかもしれませんね。こちらの本はCDつきのものも販売されていて、プロの声優によるオーディオブックが録音されています。
筆者も寝かしつけにオーディオブックを利用したことがあります。
<寝かしつけにオーディオブックを利用する方法例>
1、まずは電気を消してスマホを再生
2、オーディオブックが流れたら子どもの体をトントンと優しくなでながら聴く
暗い部屋でも本を読んであげることができ、さらにママが読まなくてもいいため子どもの様子を見ながら寝かしつけできることが大きなメリットだと筆者は感じました。
▼ママの生活シーン3、車の中の赤ちゃんのぐずり対策
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車での長時間移動が必要な場合、子どもたちの過ごし方が大きな課題となります。車に備えつけのテレビがある場合でも、長時間見せっぱなしにするのには抵抗がありますし、おもちゃだけでは時間が持ちませんよね。
そうした場合に、オーディオブックを利用するという人もいるようです。
音楽の代わりに、子どもの楽しめる本を収録したオーディオブックを流してはいかがでしょう?
▼ママの生活シーン4、家事をしながら趣味が楽しめる
子育てによって、趣味の時間がなかなか取れなくなったという人も多いかもしれません。
読書が好きだった人は、オーディオブックを通じて趣味の時間を作ることができそうです。
洗濯物を畳みながら、食器を洗いながら、そして子どもを寝かしつけながらなど、さまざまなシチュエーションで、安らぎの時間を得ることにより、憂鬱な家事にも前向きに取り組めるかもしれませんね。
▼ママの生活シーン4、自分の資格取得やスキルアップ
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忙しい毎日の中、自分の資格取得やスキルを上げるための勉強時間はなかなか取れません。でも「ながら読書」ができるオーディオブックなら、それが可能になる場合も。
育児休暇中の筆者の知り合いは、料理中や洗濯物をたたむとき、子どもたちの寝かしつけをするときなどに、ビジネス書などを聞いているそうです。みずからのスキルが下がることへの不安を解消するために、家事をする間に情報を得られるのは一石二鳥だといえそうですね。