連載記事:パパママの本音調査

祖父母の口出しがストレス! 6割が悩む「親と祖父母の育児価値観」の実態【パパママの本音調査】 Vol.334



■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」

それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。


▼衝突を恐れずにきちんと話し合う


祖父母の意見にモヤモヤするならぶつかったほうがいい?

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「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、『私が言い過ぎた。ごめんね』と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは無駄なもめ事はなくなりました」(北海道 30代女性)

ためになるアドバイスは盛大に感謝して、違うと思ったら我慢せずけんかになってでも『違う』と反論する。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性)


祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。

お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。


▼祖父母の意見も認める


祖父母の意見も大切なアドバイスになる

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「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、親のやり方を受け入れられるようになりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性)

「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは子育てはいろんな答えがあるものなのだと理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性)


昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。

「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、他の人のアドバイスだと言うようにしてました」(茨城県 40代女性)


祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。


▼聞き流す、我慢する


「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、子育てをねぎらってくれるので我慢できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性)

「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、ともかくスルーです」(神奈川県 40代女性)


「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。

▼まずは自分の意見をしっかり持つ


「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、実行するかは内容次第。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性)

「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、自分たちなりに子どもたちを見守りながら、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性)


祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、柔軟に回りの意見を取り入れていくことが理想」と考える人の意見には納得させられます。


最後にこんな意見も紹介したいと思います。

「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに子どもの意思を尊重したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性)

親と祖父母。子どもを大切に思う気持ちは同じ

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一番大切なのは、主役である子どもたちの意思ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。

だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。

子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。
ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。

子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じはずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。

Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?
アンケート回答数: 5107件
ウーマンエキサイト×まちcomi調べ

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