祖父母の時代の結婚スタイルや価値観は、現在と異なる部分も多いです。家の繋がりが重視されてお見合い結婚する風潮があったり、今のようにスマホやSNSなどの便利なツールが使えなかったり……。今回は「祖父母カップルの大恋愛エピソード」から「まさに『運命の出会い』で結ばれた夫婦」のお話を1つご紹介します。お見合い相手と運命的な恋愛「祖母の時代はお見合いが一般的だったと聞きました。そんな中、祖父母はお見合いでお互い一目惚れして、そのまま相思相愛に発展したそうです。今まで“お見合い”というものにそこまで興味がなかったのですが、祖父母の話を聞いてからはいいかもと思うようになりました」(29歳女性・教育)▽ 家同士の繋がりが重視された時期は、お見合いによる結婚が主流でした。そして、こちらの祖父母は運よくお見合いを通して素敵な出会いに恵まれたようです。
2022年05月24日祖父母の時代の結婚スタイルや価値観は、現在と異なる部分も多いです。家の繋がりが重視されてお見合い結婚する風潮があったり、今のようにスマホやSNSなどの便利なツールが使えなかったり……。今回は「祖父母カップルの大恋愛エピソード」から「学生結婚した二人」のお話を1つご紹介します。初恋同士で学生結婚「私の祖父母は10代の時に学生結婚したらしいです。しかもお互いに初恋の相手!いまだにラブラブだから本当に羨ましいなぁ。初恋って皆忘れられない経験なのに、ゴールインまでしたなんて素敵すぎます」(24歳女性・経理)▽ 昔も今も変わらず、学生結婚はあまり多くありませんよね。初恋の熱量のまま結婚するなんて、なかなか味わえない特別な経験ではないでしょうか。お互いのことが心から好きで一途なのがうかがえます。
2022年05月23日産後2カ月、初めての赤ちゃんを抱いて、私の祖父母が住む田舎へ出かけました。当時80歳代だった祖父母は、ひ孫に会える日を待ちに待っていました。そんな祖父母の喜ぶ顔を見るのが楽しみでした。そして、祖父母の家に到着すると、想像もしていなかった展開に……!? ※コロナ禍前の体験談です。 まさかのお祝いパーティ!?ひ孫に会って、祖父母はどんな顔をするんだろう……。私はワクワクしながら家へ入りました。玄関で「ただいま~!」と大きな声で言うと、出てきたのは祖父母だけでなく、近所に住む親戚たち総勢10人でした。 まさかのお祝いパーティが開催されました。どれだけ盛り上がっているんだとおかしくなりましたが、とても幸せな瞬間でした。親戚たちにとって、私の出産は大ニュースだったようです。 祖父母と親戚たちのパワーに圧倒された!当時80歳代だった祖父母は、年齢を感じさせないくらい元気でした。祖母は料理がじょうずで、私たちがくると聞き、大張り切り! ちらし寿司にお刺身、天ぷらなど、豪華な食事が食卓に並んでいました。 私の祖父母の家では「誰がこんなに食べるの?」というくらい料理が並ぶんです。そんな祖母の気持ちもすごくうれしかったです。「遠慮せずたくさんお食べ!」と、みんなにお祝いしてもらいました。一緒にいた夫は、祖父母と親戚たちのパワーに圧倒されていました。 心底幸せそうな笑顔を浮かべる祖父母心底幸せそうな笑顔を浮かべながら、ひ孫を抱く祖父母。私はすかさずカメラに収めました。ひ孫を腕に抱けるなんて想像もしていなかったようです。祖父母は「長生きできてよかった」と、口をそろえて話していました。 私自身、ひ孫を抱くなんて想像がつきません。改めて元気な祖父母はすばらしいと感じます。お祝いにきてくれた親戚たちのあたたかさにも触れ、心地のいい時間を過ごすことができました。そんな余韻を感じながら、私たち夫婦は自分たちの住む町へ帰りました。 現在、祖父は94歳、祖母は90歳になりました。畑仕事をするほど元気です。私の目標は、祖父母のように元気でいること。ひ孫を抱けるまで生きられたらいいなと思っています。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2022年04月13日ものまねメイクで知られるタレントのざわちんが25日に自身のアメブロを更新。祖父母らへ結婚後の挨拶をするため、フィリピンに帰郷したことを報告した。この日、ざわちんは「祖父母への挨拶」というタイトルでブログを更新。「結婚してからざわちんのおじいちゃんやおばあちゃん、お姉ちゃんにまだ挨拶に行っていなかった」と明かし「旦那のしゅんちゃんと一緒にお休みを取って、第二の故郷フィリピンへ」と夫とフィリピンに帰郷したことを報告した。続けて、祖父母について「高齢なので、元気なうちに会っておきたかった」と述べ「思い切って渡航しましたよ」と説明。最後に、夫との2ショットとともに「感染予防対策を徹底して過ごします」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「喜ばれますね」「おじいちゃん、おばあちゃん孝行ですね」「夫婦揃って楽しんで来てね!」などのコメントが寄せられている。
2022年03月27日みなさんこんにちは。子どもの頃、食べられなかったものが美味しく感じてきて、着実に舌の味蕾がお亡くなりになっていってるんだなと感じるかわベーコンです。大人になると味蕾が少なくなって味覚が変わるんだけど、詳しくはググってくれ…!ところで、大人になると視野が広くなったり、多角的に物事を考えられるようになりますが、子どもの頃は、どうしても目の前のことに夢中で、ほかのことがおざなりになりがちですよね。うちの子どもらは、よくお片づけをしなかったり、電気をつけっぱなしにすることがあって、その度に私が鬼になってしまいます。■子どもの頃、よく祖父母の家で遊んでいた私晩ごはんの食材のことを直前に考えていたせいもあったんですが、ふと昔、祖父母の家で遊んでいたときのことを思い出しました。私の両親は共働きだったので、小さい頃から二人の家に預けられることが多く、私は祖父・祖母っ子でした。そのため、学校帰りも祖父母の家でひとりで遊んでいました。そんなときに、テンションが上がるアイテムを見つけてしまったのです…。 ■その辺にある草を「気合い切り」したら…!?うそぉん!? うちアスパラガスなんて作ってたの!? とビックリ…。うちの祖父母の家は農家だったので、野菜は作っていたのですが、アスパラは今まで作っているのを見たことがなく、「あのモジャモジャのへんな葉っぱたちがアスパラガスだったの!?」っと、なりました。お店に売っているシルエットじゃないよ!? と。ちなみにこれを機に調べたら、アスパラガスって、成長するまでに時間がかかるんですね。私が気合い切りしてしまったのは、1年目のやつだったのか…。改めて、じーちゃんごめん…。それからは、その辺にある植物は切り裂かなくなりました。子どもたちにも安易にその辺にある草を抜いたり、切り裂かないように、このエピソードの恥とともに語り継いでいこうと思った母なのでした。
2022年03月18日みなさんは、不思議だと思うような“心霊体験”をしたことはありますか? 今回は実際に募集した心霊体験エピソード「カーテンに映る影」をご紹介します!「カーテンに映る影」幼稚園に通い始めたばかりの幼い頃、祖父母の家に泊まった時の体験です。その日は、物心がついて初めて、自分の家以外で一夜を明かそうとしていました。祖父母達が眠っている中、私だけ、寝付くことができませんでした。初めてのお泊りに、緊張していたのかもしれません。外は”土砂降り”で雷が鳴っていたというのも、寝付けない原因の一つでした。カーテンに影が…引っ込み思案な性格だった私は、眠れないからといって誰かを起こす勇気もなく、寝転がったまま窓の方を見ていました。すると、ピカッと雷が光った瞬間、カーテンに“影”が映りました。その影は、馬車でした。馬や御者の影もはっきり見え、御者は鎧を身にまとっているように見えました。また光った瞬間に、今度はガラガラと音を立てながら馬車が動き始めました…。怖くなった私は、寝返りを打って窓に背を向けました。母親にそのことを話すと…?寝返りを打ってすぐ、弟のミルクを作るため、母が目を覚ましたので私は母に声を掛けました。母は私が起きていることに驚いていました。私が先程見た光景を母に話すと、真面目に取り合ってくれませんでした…。怖い思いをしたというのに、弟を優先して蔑ろにされたため、恐怖心よりも悲しみが勝ったことを今でも覚えています。弟は赤ん坊だったので優先するのは当たり前のことですが…。いかがでしたか?幼い頃の心霊体験エピソードでした。馬や御者がはっきりと見えただなんて、ゾッとしますね…。次回の「心霊体験エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年02月06日「まだ幼い」と思っていた我が子が、ふとした時に見せる成長した姿に、親はハッとさせられることがあります。幼い息子さんを育てる母親の、るしこ(@39baby_com)さんも、その1人。2021年12月現在、2歳の息子さんは、夜に眠る前にいろいろな話をしてくれるようになったそうです。ある夜、息子さんがたどたどしい言葉で語り始めたのは、離れて暮らしているため、なかなか会えない祖父母のことでした。おやすみの前に pic.twitter.com/JtfrVVqzNY — るしこ (@39baby_com) December 30, 2021 息子さんが語ったのは、久しぶりに会えた祖父母と、再び離ればなれになるシーン。新幹線で帰る祖父母と、駅のエレベーター付近で別れた時の切なさを、息子さんは眠る前に思い出したのでしょう。祖父母と別れる際に、自分が泣いてしまったことについて、息子さんは「じーじと、ばーばに会いたかったんだ」と本音を明かしたのでした。るしこさんは、息子さんの言動について、次のようなコメントを寄せました。「もうこんなに感情を言語化できるようになったのね!」という驚きとともに、よほどさびしかったんだなあと印象的でした。年末年始は帰省しないので、新型コロナウイルス感染症の状況を見つつ、来年近いうちに会いに行けたらいいなと思います。同年現在、新型コロナウイルス感染症が流行している影響で、遠方の人となかなか会えない日々が続いています。気軽に会えるタイミングが減った分、別れる時のさびしさは増すのかもしれません。さびしさを感じる間もないくらい、気兼ねなく大切な人と会える日が、早く来てほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月31日年末年始の帰省・旅行・カミングアウト問題などご家族で帰省される方も多い年末年始。帰省すると顔を合わせることになる祖父母や親族に、子どもの発達や特性について、どのように説明したらいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、そのようなときのヒントにもなる、祖父母との付き合い方やカミングアウトの体験談、また帰省時の移動での工夫など、発達が気になる子どもとの帰省や旅行に関するお役立ち記事をまとめました。気になるコラムはぜひリンクをクリックして読んでみてください。初めての飛行機での帰省にパニック…!?「お出かけ」がストレスなむっくん。不安が高まるとパニックを起こしてしまうことも…。初めての飛行機での帰省。移動時の不安が少しでも減らせるように母のウチノコさんが作成したものとは…?社会のテストが赤点だらけの息子が「旅育」で変わり…社会が苦手なリュウ太くん。地理にもまったく興味がなかったのですが、高校生になったころ、突然小さいころの旅の記憶を思い出し…。自閉スぺクトラム症長男、帰省での心の成長長男くんの精神安定剤はピンクのボール。家の中で長男くんとピンクのボールは常に一緒です。帰省のときに母のシュウママさんはそんなピンクのボールを荷物の中に入れ忘れ焦りますが、長男くんがとった行動は意外なもので…。新幹線での長時間移動。パニックにならないためのコツとは長時間移動での「ストレスからの総崩れ」。ASDとADHDのあるコウくんの母、丸山さとこさんの実体験をふまえた”一工夫”はすぐに真似できそうなものがたくさん!わが子の癇癪以上にストレスだった義理両親との関係グレーゾーンの娘さんの子育て。思った通りにいかずに葛藤している母のとまぱんさんは、義両親からいろいろと口を挟まれるのがつらくて…。避けられない親族へのカミングアウト。どう伝えたらいい?「子どもに障害があり、帰省して親戚に会うとき、障害について話した方がいいのか、またどう説明したらいいのか分からない」という質問を知人から受けた立石さん。知的障害と自閉スペクトラム症があるお子さんを育てるご自身の体験をふまえたお話や、監修の小児科医・鈴木先生からのアドバイスなど、とても参考になります。ASD長男4歳を連れての長距離帰省!親は大忙しだったけれど長男けんとくんが自閉スペクトラム症と診断を受けて半年。ゆきみさん一家は長距離移動での帰省を試みます。移動手段、偏食や移動の対策など、苦労と工夫の様子が描かれています。息子よりも親が楽しみな保育園行事。祖父と一緒に行ってみると…2歳ごろから発達が気になり始めたまるさんの息子くん。保育園1~2年目は保育園行事がよくわからない感じだったけれど、3年目の今年は…?楽しみにしていたじぃじと一緒に行ってみると…。家族みんなで楽しい年末年始を。長距離移動や、両親・義両親・親戚などとの関わりなど、年末年始はいつもと違うシーンがたくさん!親も子どもも、楽しいけれど疲れてしまうこともありますよね。コラムの中のヒントが少しでもそんなストレスを解消できますように。ご家族みんなで楽しい年末年始をお過ごしくださいね。
2021年12月29日SNSで話題!泥沼な国際離婚の話を紹介!「@pandapanta0918」さんの「「だよな。」夫は育児に対して高評価を受けるも、「祖父母の支援なしでの育児は可能か分からない」と言われて…?!【ドイツで交際結婚そして国際離婚する話】<Vol.207>」を紹介します。ドイツ人の旦那と国際結婚してから、離婚するまでの話です…。前回、鑑定人は子どもの育成においてどちらの両親も適切だと判断しましたね。では結局、ぱん太さんとクリスのどちらが親権を持つべきなのでしょうか…?両親の育児は同等レベル…祖父母の存在は…予想はしていたけど…祖父母の支援があるのは大きいですね…ぱん太さんとクリスの教育思想は共通しています。鑑定人の意見から察するに、同じ教育思想を持ちながら、お互いが別の視点・分野で教育を施せる今の環境は良いと言っている感じがしますね…?なんだかどちらが親権を多く持つではなく、半々でいいじゃないか的な意図が見え隠れしているような…。今回は「「だよな。」夫は育児に対して高評価を受けるも、「祖父母の支援なしでの育児は可能か分からない」と言われて…?!【ドイツで交際結婚そして国際離婚する話】<Vol.207>」をご紹介致しました!次回、適切な子育てとは?!テストの結果、両親どちらとも適切な育児であると判断されて…?!毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(恋愛jp編集部)(イラスト/@pandapanta0918)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2021年12月15日嫁ぎ先の義祖母との関係がうまくいかず、悩んでいたお嫁さん。そして義祖母が老人ホームに行ったのは自分のせいではないかと罪悪感を感じ……。その後のお嫁さんの気持ちの変化や、現在の関係についても紹介しています。私が縁もゆかりもない田舎にある夫の実家で義父母と義祖父母と暮らし始めたのは、9年前のことでした。そのころは義祖母のことが好きになれずつらい思いをしましたが、今思うと本当につらかったのは義祖母のほうだったのかもしれません。そんな義祖母と私との関係についてお話しします。 義祖母がどんどん嫌いになった日々当初、右も左もわからない私にいろいろ教えてくれたのが義祖母です。義祖母はおしゃべりな人で、最初はありがたかったのですが、もともと内向的な私は私生活にぐいぐい踏み込まれている気がして嫌な気持ちが増えていきました。 また、洗濯物を干す向きが悪いとか、妊娠中はあれをするなとか古い価値観であれこれうるさく、口を開けば田舎特有の噂話や悪口ばかりで、なんだか相手をするのにも疲れてしまいました。私は次第に必要以上の会話はしなくなり、義祖母を避けるようになってしまったのです。 息子が生まれると、さらに関係は悪化息子が生まれてからは、さらに義祖母と関わるのが嫌になりました。息子の泣き声がしただけで見にこようとしたり、畑仕事のあとなどの手もしっかり洗わないまま息子に触ろうとしたり……。さらに、大量の物を溜め込む不衛生な自室から持ってきた、賞味期限が数年前の食べ物を息子にあげようとするなど、やめてほしいことが増えていきました。 今思えば、はっきり伝えたら何か変わったかもしれません。でも同居など生活すべてに嫌気がさしていた私は、冷たい態度で暗に示すことしかできなかったのです。 老人ホームに行ったのは私のせい?義祖父が亡くなり、第2子が誕生してしばらく経ったある日、義祖母が老人ホームに入ると言い出しました。家族は止めようとしましたが、義祖母の決意は固く、「未来あるお前たちのために家をあけるよ」というようなかっこいい台詞を残して出て行ったそうです。 ずっと悪いことをしているという罪悪感があったので、私は義祖母を見送ることができませんでした。後に「おばあが出て行ったのはお前のせいだ」と夫に責められたときも、何も言い返せませんでした。 現在、老人ホームに行った義祖母は、仲間に囲まれて楽しく暮らしています。私も義祖母がたまに帰ってきたときには、ひ孫と存分にふれあってもらったり、月に1度「ひ孫新聞」を作り近況報告をしたりするようになりました。義祖母にしてしまったことが消えるわけではありませんが、元気な姿を見るだけで少し救われる思いがします。 著者:やましたくるみ2男2女の母。結婚を機に田舎に移り住み、のんびり子育てを楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年09月23日ママだって、美容院に行ったり買い物したり、赤ちゃんと少し離れる時間も欲しいですよね。気分転換以外にも上の子の幼稚園行事のときなど、頼れる身内に預けることもあると思います。ばぁばに赤ちゃんを預けたときに困ったことを紹介しています。 ばぁばに赤ちゃんを預けたら…乳酸菌飲料をたくさん飲ませようとした赤ちゃんがジュースを飲めるようになると、母は乳酸菌飲料を赤ちゃんに飲ませてくれました。小さな容器に入った乳酸菌飲料は、すぐ飲み終わってしまいました。すると母は、1日1本で十分な乳酸菌飲料を、赤ちゃんに何本も飲ませようとしたのです。 乳酸菌が体に良いのはわかっているけれど、甘さも結構ありますよね。「1日に何本も飲んだら糖分のとり過ぎなのでは……?」と、虫歯が心配になりました。 とにかく厚着をさせようとした母は涼しい季節になると、たいして寒くない日でも「寒いよね」と、赤ちゃんに洋服を着せようとしました。靴下を2枚も履かされていたこともあります。“洋服の枚数は、大人より1枚少なく、高齢者よりも2枚は少なく”と何度も説明しましたが、なかなかわかってもらえませんでした。 また、母はくしゃみ1つで、赤ちゃんの風邪を心配します。真夏に赤ちゃんがくしゃみをしたときは、風邪を心配して扇風機やエアコンを止めてしまったこともありました。 とにかくいろいろ食べさせようとした離乳食が進んでくると、母は「これは食べられるの?」「これは?」と、いろいろな食べ物を出してくるので、「赤ちゃんせんべいならあげてもいいよ」と伝えました。すると母は赤ちゃんせんべいを大量に買い込んできてストックするように……。食べる様子がかわいいからと、何枚も食べさせてしまうので困りました。 赤ちゃんの小さな自己主張が始まってぐずることが増えた時期だったので、「外出先などで泣いたときのご機嫌取りとして、とっておきのものにしておいてほしい」と頼みました。 じいじ・ばあばが子育てをしていた時代と今では何かしらギャップがあると思います。よかれと思ってしていることが今ではNGだったりすることもあり、赤ちゃんを大事に思うあまり、預けるのをためらう方もいるかもしれません。でも、やはりじいじ・ばあばは頼れる存在です。今の育児事情を説明しながら感謝の気持ちを持って接していけたらいいですね。 原案/斉藤あや作画/やましたともこ
2021年09月07日息子が生後4カ月半のとき、わが家は引っ越しをしました。まだ小さい息子に、なるべく負担がかからないようにするにはどうすべきかと考えました。準備や引っ越し当日、引っ越し後に気を付けたことと、よかったことをお伝えします。 引っ越し準備は早め早めにおこなった新築マンションを購入し、息子が生後4カ月半になるころに引っ越しを予定していたわが家。今後子どもの物も増えると思い、新居には必要最低限の物しか持ち込まないよう、引っ越し1カ月ほど前から大がかりな断捨離を決行! 家具や家電も必要かどうか迷ったものは捨てるというスタンスで整理しました。粗大ごみも早めに依頼し、引っ越し1週間前には業者が段ボールを届けてくれたので、荷造りは息子が寝たあとに夫婦でおこないました。 当日はじいじ・ばあばに出動依頼!引っ越し当日、私は鍵の受け取りで引っ越し業者の作業中に外出し、そのまま新居に向かう予定になっていました。夫は引っ越し業者に荷物の指示を出すため家にいなくてはなりません。しかし、引っ越しでホコリが舞う室内に息子を長時間閉じ込めておくのは気が引ける……。 そのため、引っ越し当日は近くに住む義父母に息子をベビーカーで近所の公園に連れ出してもらうことに。余裕を持って引っ越しの1カ月ほど前に頼んでおきましたが、2人とも息子とのお散歩を快く引き受けてくれて助かりました。 引っ越し後は息子優先に引っ越し業者を見送った夫と息子、義父母はタクシーで新居に移動し、私と合流。そのあと荷物が届き、家具や家電を運び入れてしてもらって無事に引っ越しが完了しました。荷物は極力少なくしたつもりでいましたが、やはり新居は段ボールの山に。 まずは息子の部屋とリビングの段ボールを片づけ、息子の生活がしやすい空間を整えました。息子は新しい家に戸惑うことなくすぐに慣れた様子で、自分では動けないながらも家の中をキョロキョロと観察していました。 引っ越す前は生まれて4カ月間半の息子との引っ越しに不安がありました。しかし実際に引っ越しをしてみると、まだ寝返りもせず自分で動かない時期でよかったです。事前の準備や当日の義父母への依頼を早めにしたこと、引っ越し後は息子優先での環境を整えるといったことに気を付けました。あとになって考えれば、結果的に良いタイミングでの引っ越しとなったと思います。 監修/助産師REIKO著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年08月23日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれてから関わることが増えてくるのは、祖父母の存在ではないでしょうか。自分の父母・夫の父母と4人もいたら、とても助かる半面、それぞれの「子育て論」があったりして大変に思うこともあるはず。 今回は祖父母と共に子育てするときに、お互いが負担にならないように心がけることや、喜んでサポートしてもらうためのコツを話します。 子育ては時代によって変わる子育ては時代によって少しずつ変化しています。例えば有名な話でいうと、昔は「甘やかすことにつながるから泣いてもすぐに抱っこしない」「2カ月から果汁を飲ませる」など、今とは違う考え方がありました。その時代ではそれが正解だったけれど「今は違う」ということをどう伝えればいいのかと悩むママもいると思います。 子育ての思いが違うのは当たり前まず、子育てへの思いが違うのは当たり前ということを前提にして一緒に子育てをしましょう。おじいちゃん・おばあちゃんはそれぞれ孫のことを思い、良かれと思って行動しています。基本的に「助けてあげたい」と思っているはずなのです。ですので、気持ちを大きく持つことが必要です。 おじいちゃん・おばあちゃんのしたことを否定すると、その後の関係がギクシャクしてしまうかもしれません。赤ちゃんが泣いているときに「肺が強くなるからどんどん泣かせなさい」と言われたら、いきなり否定するのではなく、「元気な声ですよね。おなかが空いている時間なのでおっぱいにしますね」など、やんわりと伝えてみましょう。 してほしいこと・してほしくないことをはっきりさせる周りの大人たちは、子どもの命・健康・安全を守らなければいけません。例えば、家ではジュースは飲ませない、お菓子は親が量を決めて食べさせているなど、子どもの体のために大切にしたいルールがあるのなら、最初にきちんと伝えたほうがいいでしょう。 また安全面でいうと、車に乗るときは必ずベビーシート(チャイルドシート)に座らせるなどもはっきりと伝えましょう。事前に伝えていたほうが、お互いが迷わず子育てできます。このとき、パパとママの意見を一緒にしておくことも大切。夫婦で意見が違うと、おじいちゃん・おばあちゃんも混乱してしまいます。 身近な子育てから手伝ってもらうおじいちゃん・おばあちゃんは孫と過ごせることがうれしくて、ついあれもこれもしてあげたいと思うものです。最初から頑張りすぎると、おじいちゃん・おばあちゃんはエネルギー切れしてしまいます。まずはおじいちゃんたちの生活リズムを崩さない程度の身近な子育てを手伝ってもらいましょう。 例えば、公園に連れて行ってもらう、買い物に行く間に子どもを見てもらう、離乳食を作ってもらう、お昼寝の寝かしつけをしてもらうなどです。急なお願いや、病気などのピンチのときばかりをメインにお願いしていると、おじいちゃんたちも急な変化に大変さを感じてしまうことがあります。 感謝の気持ちを忘れない私自身、同居していた両親に助けてもらって2人の子どもを育てました。日々の子育てはもちろんのこと、子どもが病気になったときも病院に連れて行ってくれたり、泊りの出張も快く送り出してくれたりしました。2人の子どもがやさしく元気に育ったのは、間違いなく両親のおかげです。 でも、預かってもらうことが当たり前になってしまうといけません。「いつもありがとう」という感謝の気持ちを言葉できちんと伝えることも大切です。感謝の言葉がないと、おじいちゃん・おばあちゃんが子育てに負担を感じてしまうこともあります。食事会をする、一緒にテーマパークなどへお出かけをするなど、言葉だけでなくイベントなどで感謝を伝える方法もありますよ。 親の愛情と祖父母の愛情。愛情をたっぷり受けて育つ子どもは、心が安定しますし、パパやママとは違う身近な人と深い関わりは、子どもの人生において宝になります。ぜひ、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に楽しく子育てしてみてくださいね。 イラスト/マメ美著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年05月24日この連載は……ファイナンシャルプランナーで3人の男の子のパパ、福本眞也さんが、子育てしていくうえで避けて通れない「お金の話」をわかりやすくご紹介。子育てに役立つお金の専門知識を、福本さんが子育てしていくなかで感じるリアルなエピソードを交えながら綴ります。vol.59教育資金の一括贈与非課税制度令和3年税制改正のポイントある日おじいちゃんは、今春小学生になった孫のことを思い出して、何かしてやりたいと思い、将来の相続のことと併せてFPに相談しました。そこで、教育資金としてなら税金がかからず、お金を渡せる方法があることを聞きました。「これで孫もしっかり勉学に励むだろう!」と心の中で笑みを浮かべ、この制度を使ってみることにしました。直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税2013年からスタートしたこの制度は1,500万円まで非課税で孫や子に贈与ができます。しかも、受贈者(お金をもらう人)1人当たり1,500万円も受け取れる制度です。孫や子がいる方にとって、相続を待たずとも生前贈与することができるため、受け取る孫や子の喜ぶ顔が見られる点でも大変有意義な制度です。2021年3月末で終了する予定でしたが、令和3年度税制改正で2年間の延長が決定され2023年3月まで使えることになりました。ただし、変更点がありますので、そのポイントをお伝えしたいと思います。今回の改正点は以下の3つです。1.おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、ママなど贈与者(お金をあげる人)が天寿を全うされた時点で、もらった教育資金が使われていなかった場合には相続財産としてみなされ、その残額につき課税対象になります。昨年度までは贈与者が天寿を全うしても、贈与から3年経過していれば相続財産の対象から外れたのですが、今回の令和3年度税制改正では、この3年経過という期間が撤廃されましたので、使い残しがある場合には相続財産とみなされ「2割加算(注)」されます。ただし、従来の制度と同じで年齢が23才未満または学校などへ通っていれば課税対象から外れます。(注)2割加算とは一親等の血族及び配偶者以外の者が相続財産受けると、本来相続税を支払う義務がある者が税逃れできることになるので、これを避けるため相続税を20%多く支払うことを言います。2.上述の内容が相続等によって受け取ったとみなされた相続財産については、贈与者の子以外の直系卑属に相続税が課せられる場合は2割加算となります。3.教育資金として乳幼児を保育する認可外保育施設(1日の保育が5人以下)のうち、自治体等から一定の基準を満たす旨の証明書を受領している保育施設に支払う保育料が対象となりました。税制改正により変更点があったものの、教育資金として使われているのであれば問題ないですし、基本的には学校などを卒業しても23才を超えるまでに使い切れば問題ありません。この教育資金には学校だけでなく、留学費用、塾や習い事(但し、非課税は500万円まで)も含まれますので、卒業までに必要な金額を計画的に使うことが大切です。贈与者からの愛情を受け、何よりしっかりとその気持ちに応えられるよう勉学に励んでもらえると家族みんなが幸せになれますね。ご両親だけでなく、ご祖父母からの愛情が継承される制度ですので、利用できる方はぜひご活用くださいね。
2021年05月01日産後2カ月、初めての赤ちゃんを抱いて、私の祖父母が住む田舎へ出かけました。当時80歳代だった祖父母は、ひ孫に会える日を待ちに待っていました。そんな祖父母の喜ぶ顔を見るのが楽しみでした。そして、祖父母の家に到着すると、想像もしていなかった展開に……!? ※コロナ禍前の体験談です。 まさかのお祝いパーティ!?ひ孫に会って、祖父母はどんな顔をするんだろう……。私はワクワクしながら家へ入りました。玄関で「ただいま~!」と大きな声で言うと、出てきたのは祖父母だけでなく、近所に住む親戚たち総勢10人でした。 まさかのお祝いパーティが開催されました。どれだけ盛り上がっているんだとおかしくなりましたが、とても幸せな瞬間でした。親戚たちにとって、私の出産は大ニュースだったようです。 祖父母と親戚たちのパワーに圧倒された!当時80歳代だった祖父母は、年齢を感じさせないくらい元気でした。祖母は料理がじょうずで、私たちがくると聞き、大張り切り! ちらし寿司にお刺身、天ぷらなど、豪華な食事が食卓に並んでいました。 私の祖父母の家では「誰がこんなに食べるの?」というくらい料理が並ぶんです。そんな祖母の気持ちもすごくうれしかったです。「遠慮せずたくさんお食べ!」と、みんなにお祝いしてもらいました。一緒にいた夫は、祖父母と親戚たちのパワーに圧倒されていました。 心底幸せそうな笑顔を浮かべる祖父母心底幸せそうな笑顔を浮かべながら、ひ孫を抱く祖父母。私はすかさずカメラに収めました。ひ孫を腕に抱けるなんて想像もしていなかったようです。祖父母は「長生きできてよかった」と、口をそろえて話していました。 私自身、ひ孫を抱くなんて想像がつきません。改めて元気な祖父母はすばらしいと感じます。お祝いにきてくれた親戚たちのあたたかさにも触れ、心地のいい時間を過ごすことができました。そんな余韻を感じながら、私たち夫婦は自分たちの住む町へ帰りました。 現在、祖父は94歳、祖母は90歳になりました。畑仕事をするほど元気です。私の目標は、祖父母のように元気でいること。ひ孫を抱けるまで生きられたらいいなと思っています。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年04月09日ずっと都市部で生活をしている私にとって、地方都市=田舎のイメージで憧れを感じていました。そんな私が夫の仕事の都合で地方都市へ移住したのは、子どもが生後4カ月のとき。私は車の免許を持っていませんが、移住先は市街地。義母もずっとそこに住んでいて、運転できなくても生活に支障はない様子。そのため特別な準備はせず義母の家へ引っ越しをしたのですが、いざ生活をしてみるといろいろと困ったことがあったのです……。 小児科がない移住先の市は0歳児の予防接種のスケジュールが細かく決められていました。義母に小児科の場所を聞いてみると、「近所の小児科はみんなやめてしまわれた」とのこと。そこで、予防接種のスケジュールと一緒に市役所でもらった、予防接種対応医療施設の一覧と地図を照らし合わせました。そうすると徒歩圏内に小児科がないことが判明。 唯一あったのは、予防接種と健診のみで一般外来はおこなっていないという小児科医院。予防接種はそこの小児科医院ですべて済ませましたが、皮膚がかぶれた、熱が出たとなったら公共交通は本数が少ないため、タクシーを使って小児科へ行く必要がありました。 子ども用品を扱うお店がない移住して1年経ったころから私はフルタイムで働き始めました。それと同時に子どもは保育所通いです。保育所には多めに着替えを持って行っていましたが、足りずに保育所の服を借りることもしばしば。 そうするとTシャツやズボンは洗濯して返せばよいのですが、下着は同じサイズの新しいものを持ってきてほしいと言われます。そう言われても徒歩圏内に子ども用品を扱っている店はありません。自転車圏内まで広げればあるのですが、17時30分に子どもを迎えに行ったあとに買い物に行くのは時間的になかなか難しく……。 結局は保育所には待ってもらい、ネット通販で取り寄せるか、週末に買いに行くという方法を取りました。 近所に子どもがいない私たちが住んでいるのは商店街のはずれです。周りには昔からのお店をしていたり、お店をやめたあとリフォームをして住まいにしたりしているお宅があります。つまり子育て世帯はほとんどなく、年配の方が多い地域でした。 近所に子どもの遊び相手になるような年頃の子どもはおらず、児童館に行っても人はまばら。保育所以外で同年代の子どもと遊ぶということがなかなかできず、大人とばかり遊ぶようになっていました。 私が運転ができたら問題はずっと軽いものになっていたと思います。今ではないならないなりに過ごす方法が身につきました。しかし移住前にもう少し子育ての生活をシミュレーションできていれば、慌てたり不安にならずに済んだだろうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2021年03月07日私の初潮は小5の夏休みに突然やってきました。祖父母宅へ滞在しているときに突如始まった生理に戸惑ったり、いつもは喧嘩してばかりの姉や親戚のやさしさにふれたり、周りの友だちよりも早く生理がきたことでうれしいこともありました。当時を振り返りながら、私の忘れられない初潮の思い出をお伝えします。 その日は突然やってきた姉と2人で祖父母の家に滞在中、普段なかなか会えない従姉妹たちと夢中で遊んでいましたが、トイレに行くと下着が大変なことに……。びっくりした私はまずは姉に相談したのですが、姉もびっくりして高校2年のいとこのお姉ちゃんへ相談に行き、最終的に叔母へ。叔母はすぐに笑顔で「おめでとう!」と言ってくれました。 姉と2人だけの滞在だったので母がおらず不安でしたが、いとこが下着を貸してくれたり、ナプキンの使い方を教えてくれたり、やさしくしてもらったことを覚えています。 うれしかったお祝い突然のことで驚き(戸惑い?)ましたが、祖父母や親戚に囲まれてお祝いをしてもらったことが良い思い出です。照れながらも、祖父母や親戚から「おめでとう」と声をかけてもらいました。 後々、私が高校生になったころに、祖母が「大人の準備が始まる初潮を迎えたとき、一緒に過ごせたことがうれしかった」と話してくれました。普段は離れて暮らしていたので、私の成長の瞬間に立ち会えたことがうれしかったと伝えてくれ、家族の愛を感じました。 生理つながりの友だちができた夏休みが明け、2回目の生理は学校で過ごしたため、不安でドキドキしました。仲の良い友だちよりも早い初潮を迎え、不安いっぱいの私に声をかけてくれたクラスメイトがいました。私がトイレに行くときに、隠すようにナプキンの入ったポーチを手に持っていたことやおどおどしている様子を見て、もしかして生理かもと気がついたそうです。 休み時間にトイレに行くタイミングにこっそりと「もしかして、アレになった?」と声をかけてきてくれました。彼女もすでに初潮を迎え、孤独を感じていたようです。生理つながりの友だちとは、今でも仲良しです。 私は、何も準備できていない状態で、初めての生理を迎えることになりました。びっくりしたり、不安になったり、お祝いしてもらったことが気恥ずかしかったりと、いろいろな気持ちが混ざり合いました。そんな気持ちを気づかってくれた家族や親戚や友だちに恵まれて、本当によかったと思います。突然始まった生理でも、私にとってはとても良い思い出となりました。 監修/助産師REIKO著者:ささお由美
2021年02月10日赤ちゃんが産まれてから初めての行事といえば、お七夜という方も多いでしょう。お七夜は、赤ちゃんの誕生を祝って生後7日目の夜に行う行事です。祖父母も招いてお七夜をお祝いすることになったら、皆の思い出に残るものとなるよう、出産前に色々と決めておきたいもの。赤ちゃんが産まれてから慌てることがないよう、やるべきことについてまとめました。ぜひ、参考にしてください。お七夜に祖父母を招くことになったらお七夜のお祝いに祖父母を招くことになったら、まずは時期と食事をどうするか決めましょう。お七夜の時期はいつがいい?お七夜は生後7日目がよいと言われていますが、これは一つの目安にすぎません。ママと赤ちゃんの体調が一番大事なので、少し落ち着いてからでも大丈夫です。さらにパパが休みの日なら色々と手伝ってもらえるので、ゆっくりとお祝いができるでしょう。祖父母にも都合を聞き、皆が無理なく参加できる日を選ぶことが大切です。お七夜で出す食事はどうする?お七夜の食事は、全て手作りでなくても大丈夫です。お赤飯や尾頭付きの鯛を用意したら、あとは宅配やケータリングを利用するのもおすすめ。ママ一人で準備するは大変ですので、実家の両親に料理を手伝ってもらったり、パパに宅配やケータリングの手配をお願いするなど、家族で役割分担するのもよいでしょう。祖父母が好きな料理や食材を取り入れてみるなど、参加者に合わせた食事を用意しても問題ありません。思い出に残るお七夜にするには祖父母にせっかく来てもらうのですから、思い出に残るお七夜にしたいもの。赤ちゃんを囲んで食事をするだけでも楽しいひとときですが、祖父母に感謝の気持ちを込めて、挨拶や命名式、写真撮影などもできたらよいですね。祖父母への挨拶をする祖父母つまり自分たちの親に、無事に出産できたこと、今まで支えてくれたことへの感謝、親になった抱負などを伝えましょう。挨拶はあまり長くなり過ぎないように、短めにまとめるのがポイントです。命名式を行う命名式は、赤ちゃんの名前を披露するイベントですが、命名書をお披露目するだけでなく名前の由来も紹介するとさらによいでしょう。命名書を祖父母に書いてもらうのもおすすめです。両家そろって写真撮影をするお七夜は一生に一度のことなので、記念になるように写真撮影をしておきたいもの。あまりにたくさんの写真を続けて撮ると赤ちゃんが疲れてしまうので、赤ちゃんの様子を見ながら行いましょう。また、フラッシュは赤ちゃんの目に負担がかかるので、フラッシュなしで撮影するようにしてください。後日、撮った写真を祖父母にプレゼントするのを忘れずに。祖父母をお七夜に招待する際の注意点お七夜の日程が決まったら、祖父母に早めに伝えましょう。遠方から来る場合は、新幹線や飛行機の手配もあるかもしれないので、早めに伝えるのが望ましいです。そしてお七夜では、祖父母からお祝いをいただくことも多いはず。お祝いのお返しをした方がよいのか悩むところですが、祝い膳でのおもてなしがお返しの意味ですので、お返しの必要はありません。それでもお返しをして感謝の気持ちを伝えたいという場合、命名紙を付けた菓子折りなどがおすすめです。お七夜で祖父母へ感謝の気持ちを伝えようお七夜は、赤ちゃんが無事に産まれたことをお祝いするイベントであると同時に、祖父母へ感謝の気持ちを伝えるイベントでもあります。自分たちにできる範囲内で、心を込めておもてなししましょう。
2021年01月10日いつも私のことを気づかってくれる、とてもやさしいお義母さん。私はお義母さんのことが大好きです。嫁姑問題とは無縁な関係を築いていますが、1つ気になることがあります。それは、お義母さんが送ってくれる食品について。お義母さん、それはなぜなのでしょうか? お義母さんは天然? 大ざっぱ?夫の実家は東北にあり、私たち家族は関東に住んでいます。仕事や金銭的な理由から、年に一度くらいしか里帰りができていないのが現状。それでも里帰りした際には、手料理を振る舞ってくれたり、私の好きな食べ物を用意してくれたり、とてもやさしいお義母さん。ただ、ちょっと天然? 大ざっぱ?な一面があるようで、冷蔵庫にはいつも賞味期限の切れたものが多々入っています。夫が注意しても、「あら? そうなの?」と特に気にもしていない様子。そんなマイペースなお義母さんなのです。 あれ? 賞味期限が…お義母さんは私たち家族に、お菓子やジュース、地元の食材などを時々送ってくれます。段ボールいっぱいに詰まったお菓子やジュースに、子どもたちも大喜び。ところがいざ食べようとしたとき、賞味期限が切れていることが判明。改めて送られてきたものを確認してみると、数日過ぎているものもあれば、1カ月以上過ぎているものも……。 さすがに私からお義母さんに伝えることはできず、夫が伝えることに。しかしお義母さんはあまり気にしていない様子。悪気はないのでしょうが、ちょっと気になってしまいました。 その後も相変わらずなお義母さん夫が賞味期限切れ食品を注意したあとも、お義母さんはしばしば食品を送ってくれます。しかし、やはり必ず賞味期限切れの食品が入っています。 これはお義母さんの性格的なものなのか、それとも寒い地方は食材の傷みが遅いため、賞味期限をあまり気にしないからなのか、いろいろと考えたこともありました。でも今は、どんな理由であれ、お義母さんが好意で送ってくれていることに違いはないので、この謎は心の奥にしまって感謝の気持ちをだけを伝えることにしています。 お義母さんは大好きなのですが、食品の期限を気にしないところは気になります。嫁である私からは言いづらいし、かといって夫が言っても効果はなし。こんな経験は私だけなのでしょうか? イラスト/imasaku著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月05日お正月は旦那さんの実家で親戚の集まりに参加しなければ…という方は多いのではないでしょうか。正直気が重い、できれば正月の親戚の集まりに行きたくない…という方に、今後のためになる親戚との付き合い方をご紹介します。正月の親戚の集まりが嫌な理由は?年末年始は親戚みんなで集まって過ごすのが当たり前。結婚後、突然そんな親戚の集まりに参加するようになると、とても疲れてしまいます。しかし、その親戚の集まりが苦手な理由はなんでしょうか?まずは原因を探ってみましょう。親戚に気を遣って疲れる義母や義父なら連絡を取っているけれど、親戚とは正月の集まりの時に会う程度。そんな年に1、2回しか会わない親戚に会わなければならないとなると、気疲れしますよね。それほど話題も盛り上がらず、かと言ってその場からいなくなることもできない。だから、気を遣って疲れてしまう。【対処法】自然体を心がけるそんな時は、マイペースを貫きましょう。原因は「親戚」ではなく「気を遣うこと」です。あなたが相手に合わせようとすることで疲れているのであれば、トイレに行きたい時に行く、ちょっと疲れたから別室で休む、などできるだけ自然体でいられるようになれば、楽になっていくはずです。親戚付き合いや親戚の集まりは、ずっと続いていきます。早いうちに自然体になる、難しいとは思いますが多少何か言われても、先を見て「私はこういう人です。」というタイプを明示してあげることで、相手もあなたのことを理解し、そっとしておいてくれる可能性が高くなります。本当の家族のようになれたら、気を遣って疲れることもなくなりますね。親戚からきつい言葉を言われる義両親との仲はうまくいっていても、親戚の中には何かを詮索しきたり、嫌味を言ってくる旦那の叔父や叔母がいる場合もあります。しかし、身内の集まりの場合、それを制止する人もおらず嫁が我慢するしかない、という状況も多いでしょう。【対処法】特にきつい親戚から離れる正月の集まりでは、酒も入り普段より横柄な態度になってしまう人もいます。周りも、普通だったら止めるようなことでもせっかくの親戚の集まりだから、と見過ごしてしまう場合もあります。だから、嫌味や辛辣な言葉を投げかけてくる親戚からは、距離を取って離れましょう。そして、できるようであれば「そういうのはやめてください」と明確に伝えましょう。怖気付いた態度、控えめな態度が、かえって相手の態度を助長させることもあります。相手を攻撃するではなく「伝えて去る」を心がけてみてください。親戚の子供が多く遊び相手で疲れる旦那の親戚に子供が多い場合、いちばん構ってくれるお嫁さんが子供の相手になってしまう場合があります。1人や2人ならいいけれど、子供が3人以上いて全く休めない…という場合もあるでしょう。【対処法】子供と遊ぶ時間を制限する親戚の子供だけでなく、子供は遊んでくれる人が誰かを選んで遊ぶことを求めてきます。あまり慣れない親戚の集まりの場では、近寄ってきた子供を受け入れないわけにはいかないと思いますが、「じゃあ分ね。」「じゃあ回ね。」と先に時間や回数を伝えましょう。そうすれば、悪い印象もなく適度な関わりを持つことができます。親戚の集まりの給仕で疲れる正月の親戚の集まりでは、おせちを購入していたとしても他のごちそうの準備もあります。皿やコップを洗うだけでも相当な数の場合もあります。そんな食事の準備やあと片付けは、本当に疲れてしまいますよね。【対処法】1年に1回と考える正月の親戚の集まりは1年に1度きりです。割り切ることはできないかもしれませんが、同居して365日親戚や義実家の食事の準備やあと片付けをするのではない、といい面を見てみましょう。364日、何もしなくていいのだから1日だけはそれなりにやってみよう。そう考えると少し気持ちが楽になるかもしれません。それが正月だと考えると、もっと家族でゆったりできるいい正月を過ごしたいと考えてしまうこともあるとは思いますが、旦那さんにとって大事な親戚です。結婚した旦那さんを大事にする意味で、お嫁さんとして1日だけ給仕係をしてみると、清々しい気持ちで1日を終えられるかもしれません。親戚の集まりすべてが受け付けられない親戚の集まりというのはその土地の慣習をベースに成り立っているものです。あなたの当たり前が、親戚の当たり前と一致しない方が自然なのです。それに悩んでも、話し合っても、なかなか歩み寄ることは難しい場合もあります。【対処法】親戚の集まりには行かないこれまでの親戚とのやり取りの中で、自分の限界に達し「行きたくない」という気持ちが強くなってしまった方もいると思います。それなら、もう気持ちは決まっているので旦那さんに「私は親戚の集まりには行かない」と話しましょう。旦那さんは、そもそもあなたが無理をしていたことに気付いていないこともあります。もしそうであれば、「どうして?」と理由を聞いてくれるかもしれません。そして、それなら親戚の集まりがない時にずらして帰省しよう、と提案してくれるかもしれません。あるいは、旦那さんだけは宿泊し、あなたは日帰りするという選択肢も生まれるかもしれません。もし、慣習的に「正月の親戚の集まりは、そういうものだからその時だけは我慢してほしい」と言われてしまったら、ご褒美に好きなものを買ってもらう、行きたかった旅行に連れて行ってもらうなど、がんばった分の対価を求めることもひとつの手です。あるいは対価ではなく「親戚の集まりに参加するのを嫌だと思いながら参加すると、もっと嫌になってしまうの。あなたの親戚とは一生の付き合いになるから、今はしばらく距離を置きたい」と伝えてみると相手も納得しやすいかもしれません。親戚とはほどよい距離で付き合おう正月の親戚の集まりに参加しなくても、お盆、ゴールデンウィークに帰省した時に親戚と会う方もいると思いますし、顔を合わせるのが正月の集まりの時だけでも、親戚とは葬儀などの冠婚葬祭では今後も必ず顔を合わせることになります。親戚との付き合いは、短期的ではなく、長期的に自分を主軸とした無理のない付き合い方、いい距離感を見つけてくださいね。
2020年12月27日2人の子どもたちと一緒に過ごすなかで、どうしても避けられないことがあります。それは、十分な時間甘えさせてあげられなかったり、我慢させてしまったりすることです。今回は、義母の言葉に自信をなくしていた私が気づいた大切なことについてお話しします。 言葉で言うほどラクじゃない!「おとなしいし、育てやすい子だよね!」という言葉をかけられると、素直にうんと言えない私がいます。決してわが子たちが育てづらいわけじゃない。でも、何だかその言葉は受け入れられませんでした。 2人の子どもを育てていると、必然的にどちらかを優先しなければいけなくなる状況もたくさんあります。「上の子を優先してあげて」という言葉は、妊娠中も出産してからも、ことあるごとに周りから言われてきました。でも、実行するのは意外と難しく、言葉で言うほどラクじゃないと感じます。 義母の言葉に自信をなくすこともある日、甘えたい3歳の長男が、0歳の次男や義母にぶつかりに行ったり、叩いたりしていました。私は夕食の準備をしながら見ていたのですが、何度注意してもやめなかったので長男のところに行き、その場から離れさせて注意をしました。 ところがその後、義母に言われたのは「あのとき、兄ちゃんがかわいそうだった」という言葉。私はそれ以前も、危ないことをしたときはしっかりと叱る教育をしてきました。それはいけないことだったのか……と、落ち込んでしまいました。 気にしなくていい、自分の子育てに自信を持つわが家は義母と完全同居。大変なところも見て知っているはずですが、義母からも「育てやすいし、悩まないでしょ」なんて言われることがあります。最初は「またか」とイライラしたり、私のやり方を否定されて自信をなくして泣いたりすることが何度もありました。 でも、「そんなことは気にしなくていいんだ」ということに私は気づきました。周りの言葉や得た知識を気にしすぎてしまうと、自分自身に余裕がなくなり、子どもたちと楽しく関わることができなくなってしまいます。私が自信を持って子どもたちと向き合い育てていくことが大切なんだと思えたら気持ちもラクになり、義母の言葉にもあまりイライラしなくなりました。 自分の子育てに自信を持つことが、のびのびとした子育てにつながると信じ、子どもたちと接するようにしています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:石井はな0歳と3歳、二男の母。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は家庭菜園。
2020年12月20日義母にひどいことを言われて傷付いたというママはあとを絶ちません。義母も同じ立場だった時期があるのだから、嫁の気持ちを察してくれそうなものだけど……。 どうして義母はひどいことを言うのでしょうか? 言ってしまう義母の心理について考えてみます。 義母がひどいことを言うのは止められる?そもそも、義母がひどいことを言うのは止められるのでしょうか? 残念ながら、止めるのは難しいと言わざるを得ません。なぜなら、義母はそれを正しいと思って言っているからです。たとえそれが意地悪な気持ちから出ていたとしても、「息子のためを思って」「孫のためを思って」など義母にはなんらかの自身の発言を肯定する理由があります。義母にとってはそれは“正論”なのです。良好な関係の嫁と姑であれば、遠回しにでも「傷付きました」と伝えることで改善される可能性はあります。しかし、伝えることが難しい関係だと、相手は嫁に自分の意見を言った正義感で満たされているので、悪く思っていたとしても「ちょっとキツく言い過ぎたかしら」程度であることが多いでしょう。 義母がひどいことを言いがちな理由義母はなぜそんなことをわざわざ言うのでしょうか?ママがひどいと感じることは大きくわけて4つに分けられます。 1.自分自身について悪く言われる「うちの味噌汁はだしからちゃんととるのよ」「もう少しきちんと掃除できないのかしら」「私は夫に対してそんな態度をとらなかったわ」など嫌味のように言われる。 2.親や友人について悪く言われる「そんなことも親御さんに習っていないの?」「これだから片親は……」「お友だちの質があまり良くないのね」など自分の周囲の人を責められる。 3.子どもについて悪く言われる「男の子がよかったのに……。次は男の子だといいわね」「誰に似たのかしら」「うちの息子はこんな騒がしくなかったのに……」など暗に子どもを非難される。 4.自分の側に立ってくれない夫の自分勝手さについて「あなたが我慢すればいいの」と言われる、育児で寝られていないなか「こんなことでへこたれてどうするの! 今だけだから頑張りなさい」と言われるなど義母の価値観を押し付けてくる。 義母にとって嫁は絶好の標的になりやすい多くの場合、年を取れば取るほど自分について言及されなくなります。自分についての指摘がなくなることは自分の間違いを正してくれる機会が減るとともに、自分の存在価値も薄れると感じる場合があります。自分も人の役に立ちたい、存在意義を見出したいという方は少なくありません。自分の経験をフルに伝えられる嫁という存在は、絶好の標的の1つなんです。義母にとって嫁にひとこと言うことは、自分の経験を最大限に生かして状況をよくできるかもしれないことであると同時に、自尊心をくすぐることでもあるわけです。しかし、自分自身について言われるのは辛うじて我慢できたとしても、親や友人、ましてや子どもについてまで悪く言われるのは我慢ならないでしょう。悪気がなく冗談で言っている場合もありますが、嫁側からすれば、産後などで心身ともに疲れていると、冗談を冗談とも捉えられないことも多くあるに違いありません。義母にしてみれば自分も経験してきたことという自負があり、自分が大丈夫だったのだから大丈夫、自分だって耐えてきたのだから嫁も耐えて当然だという気持ちがあるので、ここで嫁・姑の感覚のズレができてしまっています。 義母にひどいことを言われたときにやってはいけないこと義母にとっては正しいと思っていることを言っているのであって、義母の理屈上では間違ったことは言っていません。理屈上正しいことがすべてではないのですが、“正論”の壁を壊そうとすると、さらに義母の正論で返される可能性があります。 よほどの信頼関係がないかぎり、正論に正論で返すと、うまくやっていた仲でさえ壊れてしまう場合があります。正論に正論で返すのは、グッと我慢です。相手の言い分は聞き流すようにしましょう。聞き流すのも痛みを伴いますが、受け止めるとさらに打撃を受ける可能性があります。また、夫に義母の悪口を言うのもNGです。男性は、解決策がない事案を非常に面倒に思う傾向にあります。多くの場合、面倒くさそうに流されるか、自分の親の悪口を言われたと思って機嫌を損ねてしまうかのどちらかです。理不尽な状況ではありますが、ここは流すスキルを身につけましょう。 もちろん、ここに書いことがすべてではなく、夫との関係性、義母との関係性、義母の性格やご自身の性格により感じ方も変わりますし、対応も変わってきます。義母のつらい口撃に耐えられない場合は、自分の中で抱え込まず、友人や専門家に相談してストレスをためないようにしましょう。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年12月02日「夫の母親が毎日のように家にやってきて迷惑」「子どもの育て方に口を出してくる」と、義母の“関わりすぎ”で不満を抱えるママたちも多いことでしょう。ところが私は、それがうらやましいほど義母の“関わらなさすぎ”が不満だった時期がありました。 お祝いの言葉が欲しい!夫と結婚する前から義母とはつかず離れずのいい関係で、あっさりした人だなとは思っていました。遠方に住んでいるため、メールや電話のやり取りも必要なときだけ。 そこが気安くて好きなところではあるのですが、お宮参りのときに会ったのを最後に、節目の行事にも特に何もなし……。初孫なのに、特別に思ってくれないのかなと、やや物足りなさを感じていました。 近くに来るなら連絡して!飛行機に乗らないとわが家には来られない遠方に住んでいるため、めったに会えない義母。孫の成長を見せたいけれど、写真を送っても特に返答もなく、空しい……。 そう考えていた矢先、義母から夫に電話が。「近くにいるんだけど、今から会える?」。詳しく聞いてみると、わが家近くの温泉に来ているとのこと。旅行なら何週間も前に予定が決まっていたはず……。早く言ってよ~! 今日はもう無理~! 孫に会いたくないの~!?と、悲しい思いをしました。 贈り物もとにかくあっさり節目の連絡はない義母ですが、やはり孫の百日祝いや誕生日は気にしてくれている様子。勤め先にゆかりある品物や地域色の濃い食品を時々送ってくれるついでに、「いつも何にもしなくてごめんネ」と一筆書き添えて、まとめて現金を送ってくれます。 フルタイムで働いていて、いつも忙しい義母の精いっぱいのおばあちゃん心かなあと思います。愛情の示し方は人それぞれ。わかってはいても、ついつい周りの状況と比べてしまっていたようです。 今は実家で大家族暮らしですが、上の子が生まれたばかりのときは日中子どもと2人きりで寂しかったことも、“関わらなさすぎ”が不満だった要因かもしれません。相変わらずの義母ですが、慣れた今はちょうどいい距離感だと思っています。 イラスト/imasaku著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月28日結婚して10年、義母との関係で困っていることがあります。それはわが家訪問時の手土産が多い!という点。食品、バッグや靴、どこかからいただいた人形まで……。義母の手土産との付き合い方について、体験談をお伝えします。 まるで仕入れ!? 義母の手土産問題田舎に住む義母は、周囲の農家の方から野菜や米をたくさんもらうようで、いただき物はそっくりわが家に回ってきます。米90kg、にんじん・じゃがいも・里芋がダンボール1箱、大根20本などなど。青果店が開けるほどの量です。 「困るなどぜいたく!」と思われるかもしれませんが、置き場所もなくママ友に配っても食べきれずに余ってしまいます。ほかにもかばんや靴、老人会でみなさんが作った飾りや絵、置物まで……。正直、困っています。 義母からの手土産の対処法義母の訪問の前に、電話で「何をどれくらい」持参してくれるのか詳細を確認。消費しきれそうにないもの、いただいても置き場所に困るものはお断りします。あいまいな断り方では「遠慮している」と勘違いして持ってきてしまうので、「いりません」とハッキリと伝えていました。 不要な理由も「雛人形は息子がやんちゃして壊すので」「トマトは家族全員食べないので」「かばんは20個持っているので」など、可能な限り具体的に伝えました。 手土産が多い! 義母との付き合い方 ところが、事前に電話で確認しても、実際には山のように手土産を携えて義母は現れます。ある日、大量の手土産に困惑していたら、夫が「ごめんね。でも受け取ってあげてよ。ありがとうのひと言で満足するんだから……」と。 それまで私はいただき物の後処理のことばかり考えていましたが、違う方向性からの意見に「そうか!」と妙に納得しました。以来、義母の手土産は要・不要ではなく「笑顔で受け取ることに意味がある」と考えを改めました。 義母の手土産はとてもありがたいですが、なかには正直「もらっても困る」というものも少なくありません。それでもいただいたものは「笑顔で受け取ることが大事」と思うことで、嫁姑関係は円滑にいっていると思います。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年11月27日初めて赤ちゃんを抱いたとき、言葉では言い表せないほどの幸せを感じました。しかし、赤ちゃんのお世話が始まるとかわいがる余裕すらなし。産後は実家で過ごしたのですが、両親との育児のギャップで悩んだこともありました。今回は、私が感じた世代間ギャップについてお伝えします。 両親や義両親との世代間ギャップ孫をかわいがってくれる両親や義両親の存在は心強いですよね。初めての出産を終え、産後を実家で過ごせることが何より安心でき、幸せでした。改めて親のありがたみを感じていました。 ただ、育児に関して「世代間ギャップ」があると感じ、モヤモヤしたことも。みなさんも経験ないでしょうか? たとえば「白湯や果汁を飲ませる」「必要以上に厚着をさせる」など。自分の両親ならまだしも義両親だと自分の言いたいことを伝えづらいですよね。 お風呂のあとは母乳を飲ませたいのに!沐浴後に私が母乳をあげている姿を見て、両親が不思議がっていました。昔は白湯や果汁を飲ませるのが主流だったようです。母が「お風呂あがりは湯冷ましで大丈夫よ」と毎回のように言ってきました。 義母には「みかんの果汁を作ってあげようか」と言われたことも。昔と今の世代間ギャップで悩まされるとは思いもしませんでした。湯冷ましや果汁を与える必要はないことを伝えても、なかなか首を縦に振りませんでした。 室内で靴下を履かせたり、厚着をさせたりする 赤ちゃんは、手足から熱を発散させて体温を調節するため、基本的に室内にいるときは靴下を履かせる必要はないと言われていますが、私の両親や義両親は違いました。手足が冷たい=体が冷えていると判断するようで、私がいないときに赤ちゃんに靴下を履かせたり、厚着をさせたりすることがありました。 赤ちゃんを見ると汗だく状態! 気持ちはありがたいのですが、ギャップを感じることが多すぎて、指摘する余裕すらありませんでした。 抱きぐせやミルクなど、育児の世代間ギャップを感じたことはたくさんあり、「昔はこうだった」としつこく言われるとモヤモヤしました。もし、私が逆の立場になったときは、口出ししないでおこうと感じた体験でした。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年11月23日祖父母に我が子の面倒を見てもらう、いわゆる孫育てをしているご家庭が増えています。シッターさんなどに預けるよりも気を使わない、融通が利くなどの理由から、ご両親に孫育てをお願いしている方も多いと思います。しかし、孫育てには気を付けるべきポイントがあります。今回は孫育てを両親にお願いするときのポイントについて紹介します。孫育てで気を付けたい注意点祖父母に子育てをお願いする孫育てを頼むとき、気を付けておくべきこと。それは、お金、しつけ方針、時間です。ここを明確にしておかないと、祖父母とトラブルになってしまう可能性があります。孫育てに必要なのは、お互い納得できるルールお子さんの世話を祖父母にお願いするときは、孫育ての明確なルールを作ることが大切です。なぜなら、ルールがあったほうがトラブルになりづらいから。「家族だからルールなんて必要ない」「孫に愛情があるから大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、高齢のご両親にとって、小さな子供の面倒を見ることはかなり負担が大きいことです。可愛い孫のために、無理をし過ぎてしまう可能性もあります。そして無理をし過ぎて倒れてしまった、もうできないと断わられた、など「孫の面倒は見られない」状況を作らないためにも、お互いが納得できる明確な孫育てルールを決めましょう。孫育てルールお金はどちらが出すかを明確に「仕事の帰りが遅いから、夕飯はいつも実家で食べる」「両親が高速を使って、家に来て子供の世話をしてくれている」など、孫を育てるために日常的にお金がかかる場合は、どちらが何をどれくらい出すのかを明確にしましょう。例えば、夕飯を毎日作ってもらうのなら、月に万円払う家に来るときの高速代は祖父母にお願いする孫の送迎のガソリン代、電車賃は、毎月まとめて払うなど、祖父母と事前に話し合いルールを決めましょう。必ず全てをあなたが支払わないといけない訳ではありません。お互いが納得してキッチリと決めることで、孫育てをする側も頼む側もイライラ、モヤモヤがなくなり預けやすくなります。孫育てルールしつけで譲れないことをしっかり伝えるあなたがお子さんのしつけで譲れないことは、孫育てをお願いする祖父母にきちんと伝えましょう。なぜなら、その方が祖父母は孫育てがしやすくなり、あなたは自分が思う子育てを祖父母にやってもらうことができるからです。例えば、「チョコはまだ食べさせないでほしい」「YouTubeやゲームは時間までにしてほしい」「おもちゃを買わないでほしい」など、あなたがこうしたいと思うしつけはしっかり伝えましょう。孫育てをしてくれるのが、義理の両親で言いづらい場合は、夫を通して言ってもらうのもおすすめです。そして、ただ「〇〇はしないで欲しい」と言うよりも理由をつけることで、祖父母は孫育てのしつけに納得しやすくなります。例えば「虫歯になったら大変だからチョコはまだあげないで」「歯磨きを嫌がってうまくできないから、チョコはあげたくないんだ」など、理由をつけて伝えてみてくださいね。孫育てルール祖父母に懐いていても大丈夫お子さんを頻繁に預けていると、祖父母に懐き過ぎていて心配、寂しいということを思う日が来るかもしれません。そうすると、可愛い我が子を取られたような気持ちで悲しくなってしまうかもしれませんね。しかし、お子さんが1番大好きで頼りにしているのはママです。自信を持ちましょう!お子さんは、愛情をかけてくれる人がたくさんいて、たくさんの愛を受けているとても幸せなはず。たくさんの愛情をもらっている子は情緒も安定してきますので、プラスの気持ちを持ってくださいね。孫育てで3世代仲良く孫育てをお願いするのはあなたよりもご高齢の祖父母。あくまで無理させすぎないよう身体や心に気配りを忘れず、全員にとっていい関係を結べるといいですね。孫育てで、お子さんにも祖父母にもあなたにも幸せが生まれる、そんな立ち位置で孫育ての依頼とサポートをしてみてくださいね。
2020年11月16日祖父母がしつけに口を出してきたりすると、付き合い方がわからなくなりますよね。実家の両親に小言を言われる、姑と仲が悪いなど、祖父母と付き合いをしたくない方もいらっしゃると思います。しかし、適度に付き合うことでママもお子さんにも多くのメリットがあります。今回は、祖父母と付き合うメリットと付き合い方について紹介していきます。祖父母との付き合いは、しておいたほうがいい祖父母からの口出しが多かったり、子育て方針を伝えても、それに沿わずたくさんお菓子を与えたり。そんなことがあると付き合いに悩みます。しかし、祖父母からしかもらえないもの、そして祖父母だからこそ安心できる、他には変えられないものがあるのです。それは、愛情、お金、預け先。では、何がメリットなのか詳しくご紹介します。祖父母と付き合うメリットたくさんの愛情祖父母と付き合うことで、お子さんはたくさんの愛情を受けることができます。特に幼い子供にとって、愛情は人格形成において欠かせないベース。愛を受け取ることで、自己肯定感がしっかりできるからです。だから、パパやママだけでなく祖父母からの愛情もたっぷり注がれると、自分の存在自体に自信を持ち、外の世界でも負けない強さを手に入れられるのです。祖父母との付き合いで世界が広がるそして、祖父母は両親とは違う視点を持っているはず。祖父母と付き合うことで、お子さんはいつもと違う部分を褒めてもらえる、昔の貴重な話を聞かせてもらえる、普段行ったことのない場所に連れて行ってもらえるなど、両親とは違う付き合い方ができます。そうすれば、お子さんの視野は大きく広がります。両親に怒られても気持ちが保てるまた、祖父母に愛されているという思いがあれば、ママに怒られたとき、パパとケンカをしてしまったときなども、自分には祖父母という絶対的な味方がいると思え、気持ちが安定する効果もあります。祖父母と付き合うメリットお金祖父母との付き合いをすることで、教育資金などお子さんにかかるお金を援助してもらえる可能性が高くなります。なぜなら、深く付き合うことで孫に対する愛情が深くなり、お子さんのやりたいことや必要なものも自然とわかるからです。祖父母の方からお金をかけてあげたくなる例えば「可愛い孫がやりたがってるピアノを買ってあげよう」「最近着てる服は小さいものばかりだから、新しい服を買ってあげよう」「運動神経が良さそうだから、スポーツの習い事の月謝を出してあげて通わせてあげよう」など、孫のことが気になり、経済的な援助が得られやすくなります。祖父母との付き合いでは、何が必要かをわからせる逆に祖父母との付き合いが少なければ、お子さんに何を買っていいかわからない、何にお金がかかるのかもわからない、援助をしたくてもタイミングがないなどで、お金を出してもらえない可能性が高いと言えます。祖父母との上手な付き合い方は、自分は裏方になることあなた自身が祖父母と付き合うのではなく、孫と祖父母が楽しく付き合えるよう関係をサポートことが、祖父母との上手な付き合い方といえます。祖父母の家に連れて行き、別室でのんびり過ごしたり、少し出かけたり、そんな風に自分が一歩引いて、祖父母と孫の関係を深めてあげるのも上手な付き合い方ですね。祖父母と付き合うメリット預け先普段から祖父母と深い付き合いをしていると、仕事が忙しいときなど、ママが大変なときに預けやすくなります。遠方で、普段はなかなか会えないとしても、付き合いをしておけば、急な病気や用事でも、祖父母が力になってくれる可能性が高くなります。祖父母なら、預けられた子供も安心普段から祖父母がお子さんにとって近い存在であれば、子供は突然ママから離れ祖父母に預けられても喜んで行ってくれます。そして、祖父母は普段から見て聞いていることが多ければ、孫の扱いもわかりやすくなるはずです。愛してくれる祖父母に預けられればママも安心そして、何よりママ自身もお子さんのことをわかってくれている人、そして愛してくれて、本当に可愛がってくれる祖父母なら、安心して預けることができますよね。普段は祖父母と付き合いがないのに、突然預けるというのはなかなかハードルが高いです。孫をどう扱っていいのかわからないからと、断られてしまう可能性もあります。万が一の場合に安心して預けることができる場所があれば、生活していく上でより暮らしやすくなりますよ。祖父母との付き合い方は、子供をメインにしよう祖父母とは、あなた自身が何かと付き合う必要はありません。ただ、子供と祖父母の橋渡し役になればいいのです。祖父母と付き合うメリットはたくさんあります。祖父母との付き合い方に悩んだら、ぜひ今後の付き合い方の参考にしてくださいね。
2020年11月14日テレビのニュースや母親学級でも誤飲がとても危険だとは聞いていました。赤ちゃんの口に入るサイズのものには気を付けなくちゃと思っていたのに……。予想外のものによって起きた、わが家の誤飲事件のお話をします。 なんでも口に入れたがる時期、到来!わが家の次男は生後半年を過ぎ、ハイハイができるようになってきたころから、なんでも口に入れたがるようになりました。上の子にもそういう時期があったので、それ自体には特別驚きはしなかったのですが、次男には長男のときにはなかった危険が!2歳上のお兄ちゃんが遊んでいるおもちゃが気になって仕方ない次男は、それを口に入れたがるのです。しかも、大きい積み木などではなく、ミニカーなどの小さな部品が気になるらしく、お兄ちゃんには申し訳ないと思いつつも細かい部品を取り除いた状態で遊ばせたりしていました。 お昼寝の呼吸がおかしい…もしかして!細かいおもちゃは手の届かない所にしまうように気を付けていたのですが、ある日のお昼寝のときに次男の寝息がおかしいことに気が付きました。 ひゅーひゅーと風邪をひいているときの呼吸の音に近いのですが、寝る直前までそんな様子はなかったので、これはおかしいと背中を叩いてみると音が聞こえなくなりました。このときになってようやく、何かが喉につかえた状態なのだとわかったのです。 おばあちゃんを巻き込んでの大騒動次男は私が揺すっても背中を叩いても起きませんでした。ちょうど、その日の昼間は上の子が通う幼稚園のプレ保育へ一緒に行っていたので、特段疲れていたのだと思います。とはいえ、何かが喉につかえているのに寝ていられるものだろうか……もしかして、呼吸がうまくできず意識が混濁してるのでは……! 嫌な想像ばかりが頭を駆け巡りました。 そのとき、ちょうど元幼稚園教諭だった母がいたので、誤飲しているかもしれないと話すと、息子を抱っこして私がしたよりも強い力で背中を叩きました。すると、口の中から何かがコロリと出てきました。見ると、なんと小さな松ぼっくり! これには母も私もビックリしました。 プレ保育で上の子が工作に使った松ぼっくりを次男が取って口の中に入れてしまっていたのでした。大人から考えると、こんなゴツゴツしたものを口に入れるなんてと思いますが、赤ちゃんにはそんなことは関係ないのだと痛感。これ以降、より一層の注意を払うようになりましたが、秋冬になり松ぼっくりを見かけると、今でもあのときの恐怖を思い出します。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)のものは、誤飲の恐れがあります。赤ちゃんに渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月10日ママだって、美容院に行ったり買い物したり、赤ちゃんと少し離れる時間も欲しいですよね。気分転換以外にも上の子の幼稚園行事のときなど、頼れる身内に預けることもあると思います。ばぁばに赤ちゃんを預けたときに困ったことを紹介しています。 ばぁばに赤ちゃんを預けたら…乳酸菌飲料をたくさん飲ませようとした赤ちゃんがジュースを飲めるようになると、母は乳酸菌飲料を赤ちゃんに飲ませてくれました。小さな容器に入った乳酸菌飲料は、すぐ飲み終わってしまいました。すると母は、1日1本で十分な乳酸菌飲料を、赤ちゃんに何本も飲ませようとしたのです。 乳酸菌が体に良いのはわかっているけれど、甘さも結構ありますよね。「1日に何本も飲んだら糖分のとり過ぎなのでは……?」と、虫歯が心配になりました。 とにかく厚着をさせようとした母は涼しい季節になると、たいして寒くない日でも「寒いよね」と、赤ちゃんに洋服を着せようとしました。靴下を2枚も履かされていたこともあります。“洋服の枚数は、大人より1枚少なく、高齢者よりも2枚は少なく”と何度も説明しましたが、なかなかわかってもらえませんでした。 また、母はくしゃみ1つで、赤ちゃんの風邪を心配します。真夏に赤ちゃんがくしゃみをしたときは、風邪を心配して扇風機やエアコンを止めてしまったこともありました。 とにかくいろいろ食べさせようとした離乳食が進んでくると、母は「これは食べられるの?」「これは?」と、いろいろな食べ物を出してくるので、「赤ちゃんせんべいならあげてもいいよ」と伝えました。すると母は赤ちゃんせんべいを大量に買い込んできてストックするように……。食べる様子がかわいいからと、何枚も食べさせてしまうので困りました。 赤ちゃんの小さな自己主張が始まってぐずることが増えた時期だったので、「外出先などで泣いたときのご機嫌取りとして、とっておきのものにしておいてほしい」と頼みました。 じいじ・ばあばが子育てをしていた時代と今では何かしらギャップがあると思います。よかれと思ってしていることが今ではNGだったりすることもあり、赤ちゃんを大事に思うあまり、預けるのをためらう方もいるかもしれません。でも、やはりじいじ・ばあばは頼れる存在です。今の育児事情を説明しながら感謝の気持ちを持って接していけたらいいですね。 原案/斉藤あや作画/やましたともこ
2020年10月28日