ベビーカー論争に一石を投じる! 都営大江戸線「子育て応援スペース」その舞台裏と運行状況は?
■「子育て応援スペース」の運行状況や今後の見通しは?
ーー今回の取り組みを知って、ぜひ乗りたいというママ・パパも多いと思うのですが、運行時刻は決まっていますか?
大塚:当日、車両の故障やダイヤの乱れ、事故が発生した場合は、車両はどんどん変わってしまうため、確定的なことはなかなか難しいのですが、一番確かなのは、
乗車当日に交通局のホームページをご確認いただくことです。
もちろんそのあとに事故が発生するなど運行状況によって変わってしまう可能性はありますが、各駅の出発時刻を
交通局のホームページに掲載しています。
ーーちなみに1つの駅に対して1日で何本くらい来る計算になるのでしょうか?
大塚:大江戸線は車両が50本以上あって、そのうちの新型3本に子育て応援スペースを作るのですが、該当の電車3本がちゃんと動いていれば1時間に1回は来る計算になるかと思います。
ただ団子状に連なって来ることもあれば、間隔が空いちゃうこともある、時間も深夜帯に来ることもあるので、1時間に何本というのはなかなか説明が難しいですね。
さきほども申し上げた通り、
一番確実なのは当日交通局のホームページで確認してもらうことですね。
扉横にあるステッカーによって、ホームからも「子育て応援スペース」の位置がわかるようになっている。
ーー今後大江戸線以外でも実施される可能性はあるのでしょうか?
大塚:まずは大江戸線で実施してみて、いろんなご意見をうかがってからということになるかと思います。ただ我々としては、子育てと社会が当たり前のように共存でき、あえて子育て応援スペースと言わなくていいような社会になることが、最終的な目的でもあります。
ーー子育て世代からは今回の取り組みに対して、喜びの声が多く上がっています。そんな子育て奮闘中のママパパに向けてメッセージをお願いできますか?
大塚:今回「子育て応援スペースの」設置を試験的に開始しましたが、やはり大切なのは双方の思いやりと気遣いだと考えています。やはり立場が違う者同士、お互いに気を使いながら、こういったスペースをうまく活用していただけることを願っております。あくまでも共存していくきっかけということを双方わかっていただけたらいいなと考えています。
視察に訪れた小池百合子知事からも「『子連れで電車に乗っていい』というメッセージの発信を目的に設置した」と語られた、「子育て応援スペース」。
周りへの配慮も心がけつつ、子育て世代が安心して電車で移動できる社会を期待していきたいですね!
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