赤ちゃんを抱っこするコツとは? 抱っこをする時に大事なこと
赤ちゃんとママの絆を深めるには『抱っこ』が必要不可欠です。赤ちゃんの精神を安定させたり、脳にさまざまな効果をもたらしたりと、非常に重要な役割を持ちます。基本姿勢はもちろん赤ちゃんの成長に合わせた抱っこの仕方をマスターしましょう。
赤ちゃんを抱っこする重要性
ママと赤ちゃんのスキンシップに『抱っこ』は欠かせませんよね。しかし、何となく「抱っこは重要!」と分かっていても、実際にどのような効果があるかを分かっている人は少ないのではないでしょうか?『抱っこ』の重要性についてチェックしてみましょう。
得られる安心感が重要
赤ちゃんを『抱っこ』するときには、必ず、肌と肌が触れ合いますよね。この『肌と肌が触れ合うこと』で生まれる『安心感』が重要なポイントです。
肌と肌が触れ合うことで、赤ちゃんに伝わるママの『鼓動』『温もり』『匂い』が『安心感』へと変わり、赤ちゃんの成長に大きく寄与します。
抱っこは親子間の絆を深める
抱っこをすることで、赤ちゃんの脳内には『オキシトシン』と呼ばれる脳内物質が作り出されます。
この『オキシトシン』は赤ちゃんにさまざまな影響を与えますが、特筆すべきは『親子間の絆を深める』という点が挙げられます。
実は、いくら親子といっても生まれた時点でもともと『パートナーシップ』が備わっているわけではありません。
『抱っこ』などの触れ合いを通して『オキシトシン』が体で作用することによって、安定した『パートナーシップ』が形成されやすくなります。そう思うと、赤ちゃんとの一つ一つの触れ合いがより大切に思えますね。
脳の発達にも影響がある
『抱っこ』は、赤ちゃんの脳の発達にも影響します。
上述した『オキシトシン』も数多くの効果を赤ちゃんに与えますが、抱っこで得られえる影響はそれだけではありません。
例えば、『興味・好奇心が増す』『集中力が高まる』なども、抱っこから得られる効果です。こうした効果は、赤ちゃんや子どものときだけではなく、大人になってからも役立つ物ばかりです。
何となく「育児に抱っこは欠かせない!」とは分かっていても、抱っこの効果を整理してみるといかに抱っこがさまざまな影響を与えるかが分かりますね。
積極的にスキンシップを取っていきましょう。
赤ちゃんの抱っこの仕方
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママやパパであってもどう触ってよいか戸惑うほど弱々しい生き物です。赤ちゃんが安心する抱っこには、どのような種類があるのでしょうか?月齢に合わせた抱っこの仕方をチェックしてみましょう。
新生児の頃は横抱きで
新生児の頃の基本の抱き方は『横抱き』です。
『抱っこ』で思い浮かべるイメージといえば、『縦抱き』を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、『縦抱き』は赤ちゃんの首が据わるまではおすすめできません。
以下の手順で、『横抱き』をしてみましょう。
- 手のひらで支えるように赤ちゃんの頭から首の下に手を入れる
- お尻を抱えあげるように股の間に手を入れる
- 左右それぞれの手でしっかりと赤ちゃんを支えながら持ち上げる
- 後頭部に添えた手をずらして、肘あたりで赤ちゃんの頭を支える
- 下半身はそのまま手を伸ばし、背中あたりを支える