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【医師監修】妊娠線の予防はいつからやるべき? ケアの方法とは



■妊娠線の予防とケア

多くの妊婦さんに妊娠線ができることがわかりましたが、妊娠線ができるのは防ぎようがないのでしょうか?
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© buritora- stock.adobe.com


妊娠線いつからケアすればいい?


おなかが大きくなる妊娠6カ月ごろは、妊娠線のできやすい時期です。おなかが大きくなりはじめる前からケアしておくことが大切なので、妊娠4カ月ごろから妊娠線予防のケアをスタート。肌の乾燥を防ぐことが大切なので、クリームやオイルで保湿しましょう。

妊娠4、5カ月からつけ始める人も多い妊婦帯も妊娠線予防のひとつの手段。おなかをしっかりと支えることで、皮膚が急激に伸びるのを防いでくれますよ。

体重が急激に増加しないように気をつける


妊娠中ですから、体重が増えるのは当たり前。しかし、妊娠中だからこそ体重が急激に増えて妊娠線ができてしまうのです。

つわりがおさまり、食欲が出てくる妊娠5カ月ごろは要注意です。
これまで食べられなくてつらかったのはわかりますが、好きなだけ食べていては急激な体重増加につながり、妊娠線ができてしまいます。赤ちゃんの成長は喜ばしいですが、ママ自身が成長しすぎないように気をつけましょう。

オイルやクリームでマッサージする


妊娠線ができる原因のひとつに皮膚の乾燥が挙げられます。妊娠線ができる前のサインとして、皮膚が引っ張られることによるかゆみを感じることもあるのだとか。妊娠線ができる前にしっかりと保湿しましょう。

妊娠線ができやすい部分は、おなかのほかにおしりや腰回り、乳房など。おなかが大きくなると、下腹部やおしりの下のほうが自分では見づらくなります。鏡でチェックしたり、家族にケアを手伝ってもらいましょう。


お風呂上がりにケアすると、保湿成分がお肌に浸透しやすいのでおすすめ。妊娠中は肌が敏感になることも多いので、マタニティ用のアイテムを使うと安心です。毎日しっかりとケアして、やわらかいお肌を保ちましょう。

産後のケアで妊娠線は消える?


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© 53536867- stock.adobe.com


残念ながら断裂した皮膚が元に戻ることはなく、一度できた妊娠線が消えることはありません。しかし、しだいに目立たなくなってきます。

妊娠中のまんまるなおなかに妊娠線を見つけたとき、それは赤や紫色をしていたはず。これは毛細血管が透けて見えるせいで、できたばかりの妊娠線である証拠です。それから日がたつにつれ、色は白へと変化。
皮膚のでこぼこはそのままですが、できたばかりのころほどは気にならなくなります。

美容系の皮膚科でレーザー治療を受けて目立たなくすることもできますが、元通りにはなりません。肌が乾燥すると妊娠線が目立つことがあるので、しっかりと保湿しておきましょう。



■まとめ

一度できてしまった妊娠線は残念ながら消えることはありません。しかし、時間がたてば赤味は引き、ケアしだいで目立たなくなるので気に病むことはありませんよ。

もし妊娠線ができてしまっても、それは「母親の勲章」です。生まれてきた赤ちゃんはママの大きなおなかを見ることはできませんが、妊娠線によってその名残を知ることができます。赤ちゃんが大きくなったら、「ママのおなかのなかであなたが大きくなった証拠だよ」と、見せてあげてくださいね。


参考資料:
福岡県薬剤師会
・『主婦の友社新実用BOOKS 最新 はじめての妊娠&出産』(主婦の友社)監修 北川道弘
・『はじめてママの「からだとこころの悩み」お助けBOOK』(世界文化社)監修 竹内正人
・『月数ごとに「見てわかる!」妊娠・出産新百科』(ベネッセコーポレーション)総監修 日本赤十字社医療センター周産母子・小児センター 杉本允弘




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