赤ちゃんが離乳食を食べるようになると、成長していることへのうれしさがある反面、離乳食を用意するのが大変にもなりますよね。離乳食を簡単に作れる便利なアイテムをチェックして、赤ちゃんの食事を無理なくサポートできる環境を整えましょう。
■基本知識 離乳食はいつから?
赤ちゃんに離乳食を食べさせるのは、いつからがよいのでしょうか?離乳食を開始する目安となる時期や、赤ちゃんが離乳食を食べる準備ができているかを見極めるためのサインなどを紹介します。
▼離乳食は生後6ヶ月ごろを目安にスタート
厚生労働省の調査によると、離乳の開始時期は、「6ヶ月」という回答の割合が 44.9%と最も高くなっています(※1)。また厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食の開始時期は、生後5~6ヶ月頃が適当としています(※2)。
ただし、子どもの発達や発育は個人差もあるので、月齢は参考レベルにとどめ、赤ちゃんが離乳食を食べられる準備ができているかを観察したり、チェックしてから始めることが大切です。
<離乳食の開始目安>
●首がすわっている
●パパ・ママが支えれば1人でも座ることができる
●大人が食事をしているところを見て、自分も口元を動かしたりよだれを出したりしている
●下唇にスプーンを軽く乗せても、舌で押し出したり嫌がったりしない
これらのことをクリアできていれば、赤ちゃんの体は離乳食を食べる準備ができており、『食べることへの興味』も芽生え始めていると考えられます。離乳食にチャレンジしてみましょう。
▼離乳食で大切なことは「おいしい」を教えてあげること
離乳食をあげるときは、何かをしながら片手間にあげるのではなく、隣に座って「おいしいね!」などと声をかけながら食べさせるのがおすすめです。パパ・ママがおいしそうに食べる姿を見せるのもよいでしょう。
初めのうちは食べることに興味を示さないこともありますが、無理に食べさせようとするのは逆効果です。
家で過ごす時間が多い赤ちゃんの場合は、外の日差しを浴びせたり、公園に連れ出したりすることで食欲が湧く場合もあります。
食事に対して楽しく前向きな印象を与えることと、赤ちゃんの生活サイクルを見直すことを意識して、赤ちゃんに『食べる喜び』を教えましょう。
■便利グッズの選び方!何を基準にすればいいの?
赤ちゃんがなかなか離乳食を食べなかったり、家事や仕事が忙しくてゆっくりと離乳食を食べさせる時間がなかったりすると、だんだん心に余裕がなくなっていくものです。
そんなときは、無理をせずお助けアイテムに頼りましょう。離乳食に関する便利グッズを選ぶときのコツを紹介します。
▼コスト面を重視! 100均の離乳食グッズは便利!
離乳食グッズは、普通に買いそろえると高くついてしまう場合もあります。しかし、近年では100円ショップでも離乳食グッズの取り扱いが増えているので、リーズナブルに便利アイテムが手に入るようになりました。
自分の子どもがどんな食べ物に興味を持つかわからない時期だからこそ、手軽な価格でそろえられる100均ショップのアイテムはとても重宝します。
100円ショップを上手に使えば、便利アイテムを安く入手できる分、もしも赤ちゃんの食べさせる物や洋服にお金をかけるなんてこともできます。「お助けグッズは欲しいけど、そんなにお金はかけられない」、「いろいろな便利アイテムを試してみたい」という人におすすめです。
▼長く安全に使える物で選ぶ
長い目で見ると、離乳食の時期はほんの一瞬です。そのため、離乳食の時期にしか使えない物よりは、長く使えるものを買うという考え方もあります。
例えば、普段使いできる密閉容器や、離乳食を食べるサポート部品などを外すと普通の食器として使えるようなアイテムなど、子どもが成長した後も長く使えるという視点で選んではいかがでしょうか? また、子どもがけがをしにくい設計になっているかや、洗いやすく衛生的に使えそうかなどの点も重要なチェックポイントです。
▼収納、外出時などで選ぶ
付属部品が多い物や、デザインがかわいくても収納に幅をとる物は、買った後に置き場に困る場合があります。便利グッズを買うときは、使い終わった後にコンパクトに収納できるかどうかを意識するとよいでしょう。
収納しやすいグッズを買うと、外出時にも重宝します。子ども連れでお出かけすると荷物が多くなってしまうので、コンパクトに持ち運べる離乳食グッズがあると便利です。
■おすすめ離乳食グッズ。プレゼントにも!
楽しいけれど苦労も多い離乳食の時期は、便利グッズを使いながら乗り切りましょう。プレゼントにも喜ばれる、おすすめの離乳食グッズを紹介します。
▼おかゆこがま
大人用の食事とは別に離乳食の用意をするのは手間がかかりますよね。そんなときは、炊飯器でお米を炊くときに一緒に使える『おかゆこがま』がおすすめです。
お米の真ん中にセットして炊飯ボタンを押すと、お米が炊けるのと同じタイミングでおかゆが出来上がります。容器に目盛りが付いているため、料理に不慣れな人でも簡単におかゆが作れるのがポイントです。
ふたをしたまま電子レンジにもかけられるので、温め直すのも簡単です。
▼お弁当用小分け保存容器
本来はお弁当のおかずを小分けにして保存しておくためのアイテムですが、離乳食にも応用できます。離乳食を何種類か作って冷凍保存しておきたいとき、この容器に小分けに詰めて保存できるため便利です。
シリコン製のため、使用後は洗ってまた使えます。
普通のおかずも保存できるので、離乳食の時期が終わっても長く活躍してくれる便利アイテムです。
▼ベビーレーベル 離乳食ナビゲート
離乳食の調理を楽にしてくれるお助けアイテムです。小さく切る・こす・おろす・茹でる・つぶすなどの作業を簡単にできるため、初めて離乳食作りに挑戦するパパ・ママも安心して使えます。
器具は全て重ねるとコンパクトに収納でき、場所を取りません。離乳食のレシピブックも付いてくる心強いサポートアイテムです。
■赤ちゃんには余裕あるママの笑顔を
離乳食が始まると、食べさせるのはもちろん準備や後片付けにも追われるようになり、忙しさがアップします。せっかく用意した離乳食を赤ちゃんが食べてくれないと、いらいらすることもあるでしょう。
余裕がなくなってきたと感じたら、無理せず便利グッズを使うのがおすすめです。手間をかけなくても愛情はしっかりと伝わります。グッズを上手に使って心にゆとりを持ち、笑顔で赤ちゃんの食事を見守りましょう。
【0歳と1泊】赤ちゃん連れ旅行持ち物リスト&軽井沢おすすめ宿とスポット | HugMug