■小学生向け自宅学習サイトまとめ
自宅学習を行う際に、必要になるのがテキストなどの教材。教科ごとに色々と揃えているとそれなりにお金もかかってしまうのがネックですよね。
そんな時に便利なのが、無料で利用できる学習サイトです。
教育機関や教科書を制作している出版社が手がけている質の高いコンテンツをご紹介します。
▼無料でプリントして学習できるサイト
・ちびむすドリル
お母さんがお子さんのために作った学習プリントを紹介したのが始まりの「ちびむすドリル」。月間150万人が利用し、10年以上も続く老舗の人気学習サイトです。教材プリント総数は2万枚以上と数も充実しています。
基礎から無理なく取り組める内容で、細かい分類で教材を見つけやすいのが特徴。
例えば算数なら「単位」、「時刻・時間」、「図形」など項目ごとの分類で練習プリントを選べるようになっています。
さらに「九九表」や「時計の読み方表」、「慣用句とことわざ」といった学習ポスターもさまざまな種類が用意されているため、印刷して部屋に貼っておくこともできますよ。
・東京ベーシック・ドリル
小学校1年生から中学校1年生までの「国語」、「算数」、「数学」、小学校3、4年生の「社会」、「理科」、中学校1年生の「英語」の基礎的な学習内容を身に付けることができる学習ドリルです。
東京都教育委員会のホームページ上で公開されており、各小学校でも活用を推奨されています。
国語に関しては、漢字の読み書きに加え、形容詞の使い方やことわざ、敬語などの言語の問題が学年ごとに設定されています。
算数については、「解説」、「問題」、「答え」と項目が分かれているため、問題を解く前に学習内容を理解し、問題を解くという流れを作ることができます。
それぞれ学習項目が明確なため、目的を持って自宅学習をすすめられるという魅力があります。
・ドリルの王様
イラストも可愛らしく、楽しむながら自宅学習を進められる「ドリルの王様」。
1年生の国語ならカタカナの書き方のおさらいから始まり、漢字を組み合わせて単語を作ったり、漢字の音読み、訓読みの問題に答えたり、少しずつレベルを上げながら漢字を仕上げていきます。
イラストも見やすい上、プリント1枚あたりの問題数も多くないため、学習量がコントロールしやすいというメリットがあります。
▼通信教育の無料素材
・Z会
臨時休校中の子どもたちに向けて、オンライン上で教材の一部が無料公開されているため、受講の有無を問わず誰でも登録不要で利用が可能です。
小学1・2年生向けには、比較的ベーシックな国語と算数のサポートプリントが公開されているため、親も見守りながらその子のペースで問題が解けるようになっています。
小学3〜6年生向けには、思考力を鍛えるための「算数・理科」の教材が提供されています。
昆虫の見た目の特徴で名前をたどったり、図形の構造を理解したり、自分の頭で考えながら解いていくという少し応用的な内容です。
さらにプログラミング学習も体験でき、楽しみながらプログラミングの原理を学ぶことができますよ。
・学研
家庭学習応援プロジェクトとして、幼児から小中高生向けの学習コンテンツが期間限定で公開されています。
学年ごとの1日の過ごし方を表にした「【学年別】あなたの時間割表」は、そのまま自宅学習のスケジュールとして使うことができるでしょう。時間割表の科目名をクリックすると科目ごとの学習コンテンツにつながるため、自宅学習でも活用できるようになっています。
そのほか学研の「やさしくまるごと」シリーズの授業動画が見られたり、電子書籍の無料配信サービスも受けられたり、充実の内容です。
・進研ゼミ
非会員向けに登録不要でさまざまな学習コンテンツを無料公開中。
進研ゼミの教材が無料でダウンロードできるため、自宅学習の教材としてかなり活用度が高いでしょう。
なかでも学年別に国語と算数の問題をおさめた「3学期の総復習ドリル」は、進研ゼミ会員の学習履歴を元に苦手になりやすいポイントを厳選してドリルにまとめられたもの。新学期に向けての地盤固めや苦手克服としても活用できるでしょう。
さらに全学年・全範囲に対応した「漢字・計算ドリル」も期間限定で無料公開されています。
1年分というボリュームがある上、漢字ドリルは教科書・月別、計算ドリルは単元別にまとめられているため取り組みやすいため、宿題がなくて何をしようかと迷った時にでも印刷して気軽に学習を進められるのも魅力です。
▼教科書の出版社サイト
・教育出版
「国語」、「書写」、「社会」、「算数」、「理科」、「生活」、「音楽」、「英語」と教科数が充実している教育出版の学習コンテンツ。
ワークシートなど書き込み式の問題があるほか、授業動画や学びのヒントになる教材リンク集などもまとめられています。
算数の項目では「花まるワーク」のワークシートや「3ステップドリル」といった教材が学年別単元ごとに公開されているため、苦手克服や復習用の教材としても活用できるでしょう。
さらに理科の項目では、生き物や植物、人間の体の構造などを写真やイラストを交えて解説するページがあるため、オンラインで図鑑を眺めるような充実した学習時間を持てます。
全体的に読み物も多く、子どもたちの興味関心を引きつける内容となっています。
・光村図書
「国語」、「書写」、「生活」、「英語」、「道徳」の学習コンテンツを公開しており、国語に関しては、前年度3月期の振り返りができるのが特徴。
4・5月の教材を先取りで学べる上、書き込み形式で問題が解けるワークシート以外に、音声や動画コンテンツも数多く用意されています。
なかでも国語の朗読コンテンツは豪華な俳優陣が朗読を担当しており、大人でも聞き応えのある内容となっています。
さらに5、6年生向けの英語の項目では、教科書本文の音声が聞ける上、ワークシートも用意されているため、英語が苦手な子でも新学期に向けてしっかり予習することができるでしょう。
・大日本図書
「理科」、「生活」、「算数」、「保健」の学習コンテンツが楽しめる大日本図書の学習支援コンテンツ。自社コンテンツ以外にも、学びのヒントになる博物館などの外部リンクにて学びを深められる仕組みになっています。
自社コンテンツではさまざまな工作動画を紹介するなど、遊びながら学べるコンテンツも充実しています。
算数の項目では、オンライン学習ができるため、印刷の手間もなくゲーム感覚で楽しめるのも魅力の一つです。
・日本文教館
「書写」、「社会」、「算数」、「生活」、「図画工作」、「道徳」のコンテンツが揃う日本文教館の学習支援コンテンツは、ワークシートやドリルも充実しているため、自宅学習の教材としても活用できるでしょう。
なかでも算数の「小学算数デジタルコンテンツ」では、小学3〜6年生向けに「円の中心の見つけ方」や「平均の求め方」、「円の面積の求め方」などを自身でマウスを操作しながらテジタル教科書のようにしてわかりやすく学ぶことができます。
算数が苦手な子でも抵抗なく楽しく学べる魅力がつまっているため、算数嫌いのお子さんをお持ちの保護者にはおすすめです。