■小学生が自宅学習を進める時に気を付けたいポイント
自宅学習を始める前の準備と具体的な素材が集まったところで、次は自宅学習を進めるにあたってのポイントを見ていきましょう。
まずは何から始めればよいのか、どんな要素を取り入れたらよいのか、具体的なヒントをご紹介します。
▼ポイント1:復習からはじめる
復習はこれまで学んできたことの地盤固めをする作業でもあります。まずは基礎を安定させてから、次の学びに進むことをおすすめします。
復習の良い点は、繰り返し問題に取り組むことで、できなかったことができるようになり「できた」「わかった」と子ども自身が実感できること。一つ一つ成功体験を重ねることで自信を身につけることができ、その後の学習意欲も高まり、苦手克服にもつながります。
さらに問題を解く力を深めることができ、応用問題への対応力を身につけることにつながるでしょう。
▼ポイント2:苦手なものにフォーカス
やはり苦手克服は自宅学習において重要な課題と言えるでしょう。
苦手なものは、「できない」ことでさらに苦手意識が強くなってしまうため、子ども自身が「これならできる」と実感することが大切なポイントになります。
そのため苦手な科目にフォーカスして、繰り返し取り組むことをおすすめします。
ただし、わからないまま問題を解き続けば、いつまでたっても理解できないまま苦手意識を膨らませてしまうだけなので、始めはできるだけわかりやすいベーシックな教材を利用して、からまった糸をほどくように本人のつまずいているポイントを解消するようにしましょう。
▼ポイント3:得意科目は+αの取り組みもあり
得意科目があることは、学ぶことの楽しさを知るきっかけにもなり、本人の力を引き出すことにもつながります。
子ども自身も意欲が高まっているため、+αの取り組みを親が提案してみるのもおすすめです。
例えば、漢字や英語が得意なら、資格や検定にチャレンジしてモチベーションを高める方法もよいでしょう。
理科が好きなら、サイエンスイベントに参加したり、科学館などに親子で訪れてみたり、学校の勉強では知る機会のない知識を身につけることで、勉強もやる気アップにつながります。
▼ポイント4:テレビやYou Tubeも上手に取り入れる
机に座って鉛筆を握り、宿題や課題をこなすだけでは、勉強を退屈なものと感じてしまいがちですよね。そのため、ときにはテレビやYou Tubeを上手く活用して、自宅学習にメリハリをつけましょう。
紙の上だけでは理解できなかったり、興味を持てなかったりするものでも、テレビや動画で噛み砕いて表現されたものなら理解しやすく、さらにお勉強という感覚とは違い、純粋な興味関心を持って学べるでしょう
肩肘張らず学ぶ時間を持てるので、楽しみながら自分のなかで理解を深めることにもつながります。
▼ポイント5:体を動かす時間も大切
机に向かってばかりでは、子どもたちもストレスがたまり、勉強もなかなかはかどりません。
そのため、1日の学習スケジュールの中に体を動かす時間を設けておくことで、気分転換にもなり、その後も集中力を落とさず自宅学習を続けられます。
一般的に運動は脳の活性化にもつながるとも言われているため、勉強の合間に体を動かす時間を設け、より質の高い学習時間につなげましょう。
▼新一年生は……
新1年生の場合、まだひらがなを読めない子もいるため、どのように自宅学習を進めていけばよいのか、お悩みの保護者も多いのではないでしょうか?
そんな時は、ひらがなや数字の書き方を教えたり、教科書が手元にあれば一緒に読んでみたり、簡単なことから親子で取り組んでいくことをおすすめします。
今回ご紹介した自宅学習サイトでも、ひらがな、カタカナの練習プリントや数字の数え方から学べる算数のプリントなども用意されています。
「ちびむすドリル」の幼児向けの項目には「入学準備セット」と称して、読み・書きや時計の見方などおすすめのプリントがまとめられているので、新一年生にはぴったりの内容です。
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