連載記事:子どもの「病気・けが」教えて!ドクター
【医師監修】子どもの突然の嘔吐…どうしようと慌てる前に確認することは?【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第7回】
■【子どものおう吐】教えてドクターQ&A
最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」に子どものおう吐にまつわる悩みにお答えいただきました!
――おう吐症状がある時に、何をどれくらい食べさせるべきか悩みます。本人が食べたがっていたら、食事を取らせてもいいですか?
まずは
水分から少しずつ始めてください。
経口補水液がのぞましいですが、薄めたリンゴジュースなどでも構いません。
よほどおう吐しなさそうで、大丈夫そうであればうどんなど
消化のいいものを少量から与えてあげてください。
――泣きすぎたり咳をしすぎたりして嘔吐することがあります。問題はないのでしょうか?
子どもは少しの刺激でも大人より嘔吐しやすく、
咳を繰り返したり、泣いたりしただけで吐いてしまうことがあります。お子さんによっては吐きやすいお子さんもいますが、これ自体は病気ではありませんので心配は不要です。
ただ、何か病気ではないかと不安になってしまうお気持ちもわかります。
吐く状況が「咳をしているとき」「泣いているとき」など状況が限定されているかどうかで、区別することになります。ただし、よくわからないこともあると思いますので、その場合には医療機関でご相談いただければと思います。
※本連載で紹介する情報は、2020年12月時点のものです。
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(佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430)
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●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは?長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。
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