コミックエッセイ:夫婦のじかん大貫ミキエの芸人育児日記
テレビやYouTubeをやめられない子ども…伝え方を変えたら変化が…?【夫婦のじかん大貫ミキエの芸人育児日記 Vol.32】
もうすぐ3歳になる息子。ヒーローや戦隊ものにガッツリとハマっており、YouTubeも大好きです。
デジタル端末が身近にある環境なので、自然と息子も見はじめたのですが、私はテレビやゲームなどに対して、比較的寛容な考えを持っています。
というのも、私自身子どもの頃にテレビを観たり、ゲームをしたりしながら、共働きの両親が忙しい時はひとりで楽しんでいたからです。
とにかくずっとテレビを観ていたという記憶があります。
さらにゲームも大好きでした。ゲームをすることは「勉強の妨げになる」と、親にあまりいい顔をされませんでしたが、それでもよくやっていたものです。
そんな私なので子どもにあまり強く言えない…というのもありますが、それでも「テレビやゲーム、漫画などにもメリットはある」と思っています。
【私が考えるテレビ・ゲーム等の娯楽のメリット】
●テレビ:いろんな情報が身につく
●ゲーム:プログラミング的な思考が身につく
「テレビや漫画が見たい」「ゲームがやりたい」が他のことを達成するモチベーションになることも!
テレビはとにかくいろんな情報が身につきますし、私もゲームでプログラミング的な思考を身につられたと感じています。
実際私は、「テレビやゲーム、漫画を制限されないために、成績を落とさない」という信念を持っていたので、今の自分からは想像もできないほど、子どものころは頭が良く、通信表もオールA判定だったのです。
(自慢か! とお思いの皆さま、安心してください。正直に言うと、このころをピークに私の学力は順調に下がっていきます…)
「テレビが見たい!」「ゲームがやりたい!」という気持ちがなければ、あのころの余力で大学に行けていなかったと思うので、いかに気持ちが強かったかがうかがえます…。
すっかり息子もテレビ大好きっ子なのですが、まだ2歳ということもあり、お風呂に入る前や寝る前に見てしまうと、なかなかやめることができません…。
いくら最初に「お風呂の時間になったらテレビを止める」ということを言い聞かせても、まったく「そんなこと聞いてない~!」という感じでイヤイヤモードに突入します。
私も半分諦めモードだったのですが、とある方法でちゃんと言うことを聞いてくれるようになったのです。
それは本当にシンプルなものなのですが…。
「テレビ見てもいいけど、お風呂に入る時間になったらやめるんだよ」
と「目を合わせて」伝える
これだけです。
となりでいくら声をかけても、子どもって全然聞いてなかったりするものなんですね…。自分の中で勝手に「きちんと伝えた」と思っていても、まったく届いていなかったわけです。
きちんと目を合わせて伝えるだけで、驚くほどちゃんと聞いてくれるようになりました。
「テレビの後は、お風呂で〇〇して遊ぼうね!」
など、遊びの予定を入れてあげることもとても効果がありました。
考えてみれば当たり前のことなのですが、ついつい忙しさにかまけて伝えた気になっていた自分を戒めるきっかけにもなりました。