メガネはいつから?子どもの視力低下で親の私が学んだこと
自転車で私の後をついて走る娘、大きな段差でもない場所で大転倒したことがありました。どうしてこんな場所で転倒するの?と不思議で仕方なかったのですが、当時の娘には段差が段差として見えていなかったのでしょう。車道横でのことだっただけに、今思い出してもゾッとします。
周囲がぼんやりとしか見えないことで、状況判断が瞬時に正確に行えず、危険察知は遅くなります。と同時に、その後の行動もワンテンポ遅くなってしまうわけです。
これらのことから、メガネは子どもの生活の質をより良くするために必要な道具であることが理解でき、ようやく前向きにメガネを作ることになったのでした。
メガネをかけてからも注意すべき点
しかしメガネをかけたら安心、でもありません。その後も日常生活で気をつけるべきことは多くあります。
1.姿勢や勉強の環境に気をつける
まずは勉強や読書の姿勢。眼科でも注意されますが、本や教材を目から30センチ離すこと。それには机と椅子の高さが子どもの体に合っていないと30センチ離すことができません。子どもの成長に応じて机と椅子の高さの見直しが必要です。
2.時間を決めて目を休める
意識的に目を休めることは、メガネをかけていない人にも大切なこと。1~2時間続けて目を使い、目の疲れが続くことはNGです。タイマーで時間をはかり、できれば20~30分ごとに目を休ませる習慣をつけます。
3.定期的な視力検査で、本人に意識させる
メガネをかけてもじわじわと視力が低下してくることもあります。
それに伴い、メガネの度も合わなくなっていきます。ゆっくり進むので本人も気づきません。定期的に眼科やメガネ屋さんで視力の測定をし、親も子も共に意識することも大切だと思いました。
小学校低学年の頃からメガネをかけている友人のSさんは「視力低下にショックを受ける母の姿を見る方がつらかった」そう。わが家の場合も同じで、動揺する私の姿に娘が心を痛めたかもしれません。
しかし今回この記事をまとめることで、一番大切なのは、子どもが明るくまた安全に生活できることであり、親の私は前向きな気持ちでしっかりと子どものサポートをしてあげなければならないこと、そこを再認識することができました。<文:フリーランス記者林未香>
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