まるで化学実験! 家で簡単にできる「玉ねぎ染め」は自由研究にもイイ!
ミョウバンは、水で溶けにくいので湯で溶かします。大きめのボウルいっぱいに湯を入れ、ミョウバン大さじ2ぐらい、目分量で入れました。
5.媒染液に染めた布を入れ、色を定着させる
媒染液に、染めた布を入れます。入れた瞬間、薄い茶色だった布が、さっと黄色に変色しました。まるでマジックのような色変わりの速さで、びっくり!その後、媒染液がしっかり全体に行き渡るよう、布をもみ込んでなじませ、20分ほど置いておきます。
6.最後に布を水洗いして、干したら完成
布を水でしっかりすすいで、媒染液を洗い流します。その後、洗濯機で脱水、乾かしたら完成です。
鮮やかな黄色が美しい「玉ねぎ染め」。化学実験みたいな変化が楽しい!
出来上がった布が、こちら。染めたものを並べてもわかりにくいですが、普通のタオルと比べると、しっかり黄色に染まっているのがわかります。黄色になることで、布の汚れもだいぶん目立たなくなった気がします。
今回は、媒染液にミョウバンを使いましたが、ミョウバンはアルミなので、アルミ以外の銅や鉄の媒染液を使うと、また違った色の仕上がりになるそうです。今回は、玉ねぎを使いましたが、なすやにんじん、よもぎ、ぶどうなどを使っても染色できるとか。また布の一部を輪ゴムで結んだり、洗濯ばさみでつまんで染めると、個性的な模様にも仕上がります。
野菜そのものの色のおもしろさに加え、媒染液につけると色が変化するのもとても楽しく、子どもと一緒に、夏休みの自由研究などにしても良いなと思いました。気になる方は、ぜひ「玉ねぎ染め」や「草木染め」に挑戦してみてくださいね。
<写真・文:フリーランス記者武田由紀子>