本好きな子どもに育てるための3つのポイントを保育士に聞いてみた
本を読むことは知識を蓄えるだけでなく、相手の気持ちになったり、想像力を膨らませることができたりと、成長過程の子どもにとって多くのメリットがあります。多くの親が「我が子は本好きになってほしい」と願うのではないでしょうか?
今回は現役保育士に聞いた、本好きな子どもを育てる工夫を3つお伝えします。
リビングに絵本を配置する
子どもが小さい場合、一般的に遊ぶ時間の長いのはリビングですよね。一番過ごす時間の長い部屋に、絵本を配置するといいようです。
はじめは興味を示さないかもしれませんが、近くにあるだけで絵本を手に取るきっかけを作ることになるとのこと。いつでも触れられる場所に絵本があることが大切です。無理に読ませようとする必要はなく、無理強いはかえって本離れを加速させる危険性があるんだとか。
「リビングに本棚を置くスペースなんてない…」という方は、おもちゃ箱と一体になっているものや、壁収納を利用してみてはいかがでしょうか?
本棚には大人が読む本を一緒に置く
子どもは大人がもっているものに興味津々。うちの子も親が読むような本を引っ張りだして、「これ読んで」とせがみます。
本気で読むと、絵がなく内容も難しいので、飽きて別の遊びをしだすのですが、私はそのあとその本を黙々と読んだりします。その姿を子どもに見せるのも効果的だそうです。読書に限らず、親が楽しそうにしている姿を見せるだけで子どもは興味をもつようになるんだとか。
大人の本を置くこと、楽しそうに読む姿を見せることで、本への意識を変えることができるようですよ!
図書館に足を運ぶ
日常生活の中に本との出合いの機会を設けるのもおすすめ、とのこと。例えば週に一度、子どもと一緒に図書館に足を運んでみる日を作ってみるといいでしょう。
本に興味のない子どもに対しては、身近に本を感じられる空間があればいいだけなので、やはり無理に読んだり借りたりしなくもいいそうです。帰り道に一緒にお菓子を食べながら帰るなど、ポイントは“図書館に行くこと=楽しい”と思えることなんだとか。もう一つのポイントとしては、時期相応だと思わないときに習慣化しないこと。
「滞在時間は長い必要はないのですが、短時間でも騒いだり走り回ったりしてしまう場合はまだ時期として早いのかもしれません。そういった子どもには習慣にせず、時々訪れて様子を見てみるといいでしょう。周りに迷惑をかけるからと、そこで怒ったり行くのをやめるのは逆効果です」