3人目どうしよう…迷っているなら伝えたい「子だくさんほど育児はラク」
また上の子は親とともに下の子をかわいがり、愛情を感じてくれているようです。
勝手がわかる、先がわかる
3人目以降になると、すでに1人ではなく2人の子どもの成長を見てきたこともあって、「こんなものね」という相対性が生まれるのかもしれません。また、いろいろな面で、子どもの「個性」として受け止められる部分も増えます。
「1人目は右も左もわからず手探りで、2人目はまだまだ上の子が手探りの中、2本の手がいっぱいになっていくイメージだけど、3人目だと、もう手が足りないからとあきらめの境地になる」と表現してくれたママ友がいます。
確かに、わが家も3人目が生まれた時は上の子は4歳と2歳、4歳の子はギリギリ自分のことはできてもまだまだ甘えたい盛りでした。それでも、親の手は2本しかありません。物理的に3人全員を一度に抱えきれなくなるので、実際に3人になる前はきつそうなイメージがありました。けれど、産まれてみたら、あきらめの境地になるのか、発想の大転換になるのか、物理的にも細かいところにとらわれている暇がなくなることで、逆にメリハリが生まれ、負担が増えた感じがしませんでした。
自然とできる・できないを受け入れて「あきらめの境地」になっていたようです。
また、1人を怒っても、他の子がいることで親の気がまぎれるということもあります。そのせいか、長々と怒っているということも少なくなりました。
年が離れるほどに子どもに助けてもらえる
これは子だくさんでなくても言えることでしょうが、年が離れるほどに子どもが下の子のケアを手助けしてくれるということはあるでしょう。
年が離れていればラクという話は、19歳差!で第2子を生んだ知り合いからもよく聞き、上の子はほぼ親のように世話を焼いて溺愛してくれ、親の手が3人分あるようだと話してくれました。
ただ、年の差がありすぎて一緒にいる時間が短いとか、きょうだいが少なければ負担は偏ります。そこにきょうだいが多くいれば、一人ひとりの負担は軽く、小さいうちはきょうだいで競って、大きくなるにつれて効率的に分担して、子どもたちに助けてもらえるようになります。
上の子が下の子と遊んでくれるのはもちろん、上の子が下の子をトイレに連れていってくれたり、こぼしたものを拭いてくれたり、時には家事も手伝ってくれるようになると本当に親はラクです。
心身の負担は減り、お金の面でも3倍にはならない
特に年齢差がない場合は、お下がりや、保育料の減額やきょうだい割引も使えますし、年が多少離れても、上の子たちの経験をもとに効率よく要不要を判断し、ムダが少なく物や経験を与えることができます。