夏祭りの子ども浴衣は事前練習でバッチリ!肩上げ、腰上げもポイント
3.当日は気持ちの余裕を持って着付けができる
ぶっつけ本番で着せようとすると、焦って思うようにいかずイライラしてしまうことも。しかし1度でも着せていると、難しいポイントを知ることがき、次に生かすことができます。私も当日は練習での失敗点をふまえながら着付けをしたので、心に少し余裕があり、前回より手際よく着せることができました。
着崩れ防止に、小物をフル活用
時間の経過や動きと共に着崩れしてしまいがちな子どもの浴衣ですが、小物を使うことでそれを最大限防止することができます。
胸元がはだけないように伸縮性のコーリンベルトで留めたり、太目の伊達締めベルトで胴体部分をしっかり押さえることで着崩れを防止。これらの小物は単品でネットでも購入できますので、持っていなければ購入してぜひ使ってみてください。表からは見えない部分で、様々なものを使って着崩れを防いであげましょう。
左から、コーリンベルト、伸縮タイプの腰ひも、メッシュの伊達締めベルト、伸縮タイプの伊達締めベルト
またやわらかい兵児帯(へこおび)の場合は、帯の前部分に長方形の厚紙や新聞紙を入れてあげると、帯が緩まって細くならずにしっかりと巻くことができます。
作り帯をつけた長女と次女は胴体の太さが足りずに帯びの部分がくびれてしまったので、タオルを巻いて寸胴にして帯をつけました。
その他、歩き方やトイレの行き方などのポイントも忘れずに
せっかく着た浴衣を汚してしまわぬよう、歩き方やトイレに行く方法もに事前に教えておきましょう。
歩き方は、裾がはだけてしまわないよう小さな歩幅で歩きます。座るときもできるだけ、がに股にならないよう気をつけましょう。下駄で歩きにくければ、サンダルやスニーカーを履く選択も。
トイレに行く際はスカートと同じように思いっきり裾をめくり上げてしまうと、着崩れしてしまいます。
まず浴衣の上前(外側)の裾を腰あたりまで上げ、次に下前(内側)を上げて、と順番を教えて、練習しておくとよいでしょう。また手を洗う際も、袖がぬれないように注意が必要です。
お祭り会場のトイレは混みあいますので、子どもたちに早めにトイレに行くよう伝えておくことも大切ですね。
これらの準備や段取りで、当日はよりゆとりを持って楽しめるはず。今年の夏は浴衣で夏祭りを満喫してくださいね。
<文・フリーランス記者:林未香>