記憶が飛ぶほど忙しい!3人の子育てに寄り添ってくれた5冊
とリクエストがかかる絵本でした。
寝る前の絵本、子どもが3人いるとそれぞれ読んでほしい絵本を持ってくるだけですごい量です。「この絵本で最後ね」と言っても「えー!」とブーイング。そんな時、「最後はコッコさんね」と締めの1冊として読むと納得してくれていました。子どもたちも「おやすみなさいコッコさん」のフレーズを聞くと「もう寝る時間」という体制に入っていたのだと思います。
ママの気負いを軽くしてくれた【たぶんほんと】
「マッシュノートのおしゃれ絵本たぶんほんと」
文:間部香代、絵:ナタリー・レテ、出版社:マッシュノート
【概要】
「たぶんほんと」のこと、と言われて納得の事柄が、おしゃれな絵とともに次々に出てきます。最後の締めくくりは、「ママをつくったひとってだれ?」その答えは?
「おしゃれえほん」というだけあって、とっても美しく、飾りたくなるような絵本です。
最後に「きみたちがうまれたそのひからママはすこしずつママになっているんだよ」という文章があります。
私はそこにグッときました。私自身母親になり、「お母さんだから、子どものためにやってあげないと」という、責任感と少し上から目線な思いがどこかにあった気がしますが、この文章で、「お母さんも、子どもの年齢と同じだけのキャリアしかないのだから、一緒に成長していけばいいんだ」と、気負いが少なくなりました。
私が一番大変な時に求めていたのはこの言葉【やすんでいいよ】
「やすんでいいよ」
作:おくはらゆめ、出版社:白泉社
【概要】
きつねがとんぼ、ちょうちょ、りすに「やすんでいいよ」と声をかけ、自分の体を貸してあげます。そんなきつねに、くまは「やすんでいいよ」と自分の体で休ませてあげます。みんなで気持ちよさそうなのんびりタイムが、なんともしあわせそう。私がはじめてこの絵本に出合ったのは、保育園の送迎だけでもいっぱいいっぱいで心身ともにつらかった時期を過ぎて、しばらくたった頃。読んだ途端、涙してしまいました。
なぜなら、あの時代、私が言ってほしかった言葉はこれだったんだ、と気づいたから。
誰かに「やすんでいいよ」と言ってもらえたら、きっと気持ちがすごくラクになっていただろうなと思ったのです。
だから今、あの頃の私のようなママを見たら、この絵本を差し出して、言ってあげたいです「やすんでいいよ」と。
これ、まさに私!という共感で涙した【今日】
「今日」