忘れ物フォローって必要?親が確認しないと決めたわが家で起きたこと
「自分の身の回りのことは自分でする」のが当たり前になる小学生。
わが家でも息子が小学校に入学後は、本人に翌日の準備をさせ、私が忘れ物チェックをしていました。しかし、あることがきっかけで、その確認を止めました。
今回の記事では、わが家が忘れ物チェックを止めた理由と、その結果起きたことについて紹介します。
持ち物準備は自立への第一歩
小学生は、幼稚園時代に比べ、「自立」を意識して行動することが多くなります。持ち物の準備はその代表例です。
息子が幼稚園に通っている間は、私が常に登園準備をしていました。小学校に入ってからも、しばらくは息子が準備したものが足りているか、忘れ物はないかを確認していたのですが、ある日ふと思ったのです。
「準備できていないものが多すぎる…」
このままでは息子は、いつまでたっても忘れ物をしていることに気づかないのでは?
そう思った私は、ゴールデンウィークが明けて数日後、あえて忘れ物チェックを止めてみることにしました。
同時に、担任の先生にも、「息子の忘れ物グセを直すため、少し様子を見たい」と伝えました。
あえて失敗させると、忘れ物はなくなる!?
息子の小学校では、連絡帳に自分で翌日の持ち物を書きます。そして、忘れ物があった場合は、その日の欄外に忘れたものを赤字で記載するルールになっていました。
私が確認を止めてからというもの、下敷き、鉛筆の削り忘れなど、赤字で連絡帳の枠が埋まる日が続きました。
2週間ほど過ぎたある日、息子は赤白帽子を忘れたため、大好きな体育の授業に参加できませんでした。
息子もさすがにとても落ち込んだようで、連絡帳には先生から「とても悲しがっていましたよ」とのメッセージがありました。
その日の夜、息子と話す時間を設けました。
・忘れ物をすると、自分が困るし、相手に迷惑をかけることもある
・毎日決まっている持ち物は、チェックリストを作って家の目立つところに貼る
・当日の朝はバタバタしていて確認できないので、前日の夜にチェックリストと連絡帳を確認する
これらはもちろん入学当初にも話していた内容ですが、残念ながら本人にはそこまで大事なことだという認識はなかったようです。今回、自分が辛い経験をしたことで、やっと覚えてくれる気になりました。なお、毎日決まっている持ち物のチェックリストは、写真のような感じでダイニングスペースの壁に貼っています。