今まで学校活動に参加しなかった私が、PTA役員を2年やって変わったこと
このことで時間を制約されることがだいぶ減り、ストレスも軽減されたのではないかなと思います。
2年間の活動では叶わなかったのですが、マンネリ化してしまっている親睦行事やお祭りなどを、もっと魅力あるイベントにアップデートしたいという野望もありました。
毎年同じような内容の行事は年々参加者が減り、盛り上がりに欠ける部分がありました。
ママの中には多彩な才能や資格を持っている方も多く、そういったママたちを講師に招いて講座を開催するなどの構想もあったので、ぜひ次年度に引き継いでいきたいと思います。
私が考えるPTA役員のなり手を増やす方法
実際に活動してみて、PTA活動をやりたくないと感じる一番の原因は、「何をやっているか分からない」「とりあえず大変そう」というイメージが先行していることだと感じました。
■活動内容を明確にして動画で配信
もっと活動内容を明確にして、どのくらいの時間を取られるのか、こんなことができる!など実際の活動内容を保護者が知ることができれば、なりたいという人も増えるのはないでしょうか。
CMのように、活動を動画にして配信してもいいなと思いました。
■PTA役員に謝礼を支払う、得意分野を生かす
また、うちの学校ではPTA会費を全校生徒から徴収するのですが、その中から給料、とまではいかなくても活動費として謝礼を支払うのも、なり手を増やす一案かと思います。
作業を細分化して、それぞれ得意分野が異なる保護者にお願いするというのも効率化につながります。
PC作業、内職、ハンドメイド、集計など自宅でできる作業は分散して、もっと多くの保護者に関わってもらい、一人一人の負担を軽くできれば、「それくらいならできるかな」という気持ちを産むかもしれません。
英語本来のvolunteer(ボランティア)は「自ら志願して行う」という意味があり、日本で使われている言葉と若干ニュアンスが異なります。
2年間の活動の中でこの言葉の重さを感じ、心構えを考えました。あくまで自分の意思で、前向きに行う本来のボランティア精神を持って、PTA活動を担う人が増えるといいなと感じています。
<文・写真:ライターよこも>