子育て情報『水ギライ克服!元スイミングコーチが水慣れの3つの心得を伝授』

水ギライ克服!元スイミングコーチが水慣れの3つの心得を伝授

を体験させてあげるとよいと思います。

「水圧、浮力、抵抗」を子どもと感じてみよう

大人は、子どもと一緒にお風呂に入ったときや、水遊びをしながら、口からブクブク泡を出したり、潜って見せたり、おもちゃで遊んだり、ひたすら水を楽しむ姿勢をみせましょう。
大袈裟なくらいのアクションを交えるのもいいですね。
子どもたちは、水圧、浮力、抵抗といった3つの水の特性を感じると、水は楽しいと思うはずです。
例えば、シャワーを強くしたり弱くしたりと水圧を変えて湯船にあてると、出てくるあわや水しぶきが違うな~と感じることができます。
湯船でママに抱き着いて力を抜くと、ふわーんとかわいいお尻が浮いてくるのは浮力がかかったから。
濡らしたタオルに空気を集めて、風船のようにしてお風呂に沈めるとプカプカ浮くのも浮力。
湯船でそーっと手を動かしたときと思いっきり早く手を動かしたときは手に当たる水の力は違うし、できる水流も違う!これが抵抗です。

大人が工夫して、それらを感じさせてあげると、子どもは難しいことは考えずに、「なんだか水っておもしろい」と実感していくはずです。

たまに事故的に(実は故意なときも)水が顔に掛かってしまった時は、『ごめんね!でも顔にも水がかかっても平気だったね!』と派手に褒めてあげてください。
少し慣れてきたら、ゆっくり水との距離を縮めてみる…これを何度も繰り返していきます。
スイミングスクールは週に1回~2回ですが、お風呂では毎日できるので、慣れていくのだってきっと早いはずです。
『あれ?意外と大丈夫』『ちょっとやってみようかな』の気持ちを大事に、少しできた時には「もっと」と強要しないことも大切です。

水ギライ克服!元スイミングコーチが水慣れの3つの心得を伝授


これからどんどん暑くなって、水と遊ぶのが楽しい季節になってきます。
『水が嫌いなんて言っても、おなかの中では10か月も水の中にいたのだ』ということをちょっと頭の片隅に置いておくと、深刻にならずに水嫌いの子どもと向き合えます。
ぜひお風呂やおうちプールでたくさん水と遊んで、水に慣れていってくださいね。


<文・写真:ライターさつき>
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