麦茶やカレーで食中毒!?気をつけたい保存方法を専門家に聞いてみた
そして、鍋で再加熱するときに気をつけたいのが、その温度。よくかき混ぜながら内部まで熱々になるようにすることが大事だとか。
わが家でも、しっかり温めたつもりでも部分的にアツアツじゃない時があるので、気をつけなければと肝に銘じました。
■残ったら小分けにして冷蔵庫が安心
基本的には、残ったものは小分けにして冷蔵庫に入れて保存。小さく分けることで冷めるまでの時間がかからなくすることが大事なんだそうです。
夏場のおにぎりはラップを使って
環境問題にも詳しい小林さんは、使い捨てのラップを使うことに抵抗を持ちつつも、必要な時に必要なだけ使用し適切に処分するということを意識して、夏場はラップを使ってのおにぎりをすすめています。
私は、普段からおにぎりを握る時はラップを使っていましたが、小林さんは「おにぎりの具材も、素手でなく箸を使って入れましょう」とのこと。
私はつい、梅干しなどを指で入れたりしがちでしたが、そこも注意が必要だなと反省しました。
コロナ予防だけじゃない、基本の手洗い
小林さんは、「多くの人が新型コロナウイルス予防を意識して、すでに習慣化していると思いますが、食中毒予防にも手洗いはとても大事。“食べる前には必ず手を洗う”ということを子どもに習慣づけることはもちろん、作り手が調理の前には丁寧に手洗いをすることを忘れないようにしてください」と話します。
また、「作り置きは便利で、毎日の料理を担うママやパパの強い味方ですが、夏場は特に衛生管理は十分にした上で活用してほしいと思います。また、日頃から免疫力や胃腸の調子を整えることを意識してほしいですね。それから、食事のメニューはもちろんですが、家族で楽しい食卓を囲むということが心身の健康には欠かせないと思います」と話されました。
今回のお話で、普段何気なくやっていること、家庭内では当たり前になっていることにも注意が必要と知りました。
家族の健康を守るために、意識して生活を見直したいと思います。
■取材協力
京都sakura工房小林エリさん
<文・写真:ライター鳥山由紀>