子育て情報『子どもの「おなかが痛い」はサインかも?ちょっとしたことでも見逃さないで』

子どもの「おなかが痛い」はサインかも?ちょっとしたことでも見逃さないで

と聞くと、娘は「練習する」と言いました。そこで百円ショップで見つけた大縄を使い、放課後に練習することに。

ほぼ同時に、担任の先生から、連絡帳を通じて連絡がありました。
「学校で元気がない。大縄を怖がっているのでは。家庭での様子を教えてほしい」という内容でした。
返信に、娘の様子を知らせてくださったお礼と家庭で今後どう取り組むか書くと、先生から再度返信があり、「学校でも気をつけてみます」とのことでした。
「ほら、先生も応援してくれているね!」と話したら、娘もホッとした笑顔を見せたことを覚えています。

その後は、帰宅してから「先生が背中を押してくれたから縄に入れた!」とか「今日はクラスで何回跳べた!」など学校での様子を笑顔で嬉しそうに話すことが増えました。
最終的には、残念ながらクラスで優勝とはいかなかったものの、本人なりに「がんばった」出来事として終わらせることができたようです。
この一件で、私は親として気づいたことがたくさんありました。

冷静になること、先生に知ってもらうことの大切さ

「学校に行きたくない」と言われた時、私は動揺しました。
「まさかいじめ?」「不登校になったら?」と考えが飛躍してしまったのです。
ですが、今回の場合は、まずは落ち着いて目の前の娘に集中しようと話を聞いたことで、「大縄が怖い」という問題点がわかり、解決の糸口が見つかりました。
このことから、どんなことがあってもまずは落ち着くことを心がけようと思いました。
また、「大縄が怖いから学校に行きたくない」というのは、一見すると大きな悩みではないので、私から先生には伝えませんでした。
しかし、先生からこの件で連絡があったことから、ちょっとしたことでも先生は気にかけてくれていることがわかりました。
担任の先生という力強い味方がついてくれたことで、娘の不安を取り除くことができたので、今後は、「ささいなこと」と思っても、先生の負担にならない範囲で相談しようと思います。
当時、小学2年生だった娘は高学年になりました。現在もまれにですが、ふと学校に行きたくないと言うことがあります。そんなときは、「まずは落ち着いて」話を聞く姿勢で、娘に向き合うようにしています。

<文:ライターeurope>
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