ママの言うことは聞かない!意地っ張りな娘がひらがなを習得するまで
友達にきれいな手紙を書きたい一心で話を聞くように
そんな娘が急に変わったのは、近所の友達との手紙交換がきっかけでした。
同い年の友達と毎日のようにお互いのポストに手紙を入れていたのですが、友達はママの書いた字をなぞっているため、とても読みやすい字でした。
一方娘は自分で書くことにこだわっていたので、うまく書けず、あちこちに書いて、順番もちぐはぐ。それでも、しばらくは楽しく手紙交換を続けていたのですが…。
ある時、友達の親子が、娘の目の前で娘からの手紙をあけて読もうとしました。「え~と…これはなんて読むの?」と何度も聞かれ、相手が戸惑っていることに気づいた娘。
それからは「きれいに書きたい」という思いが強くなったようで、ママのお手本をなぞって書いたり、助言を聞き入れたりするようになり、急激に字が上達したのです。
焦らなくても子どもの意思に任せて大丈夫
その後しばらくは「ママ、お手本書いて」と助けを求めていましたが、自分でプリントからお手本の文字を探すようになり、だんだんと自分で書けるようになってきました。
今振り返ると、練習をはじめたときは、順序よくきちんとプリントを進めるように注意していましたが、すべてをその通りに進めなくても大丈夫だったようです。娘なりのやり方で、字の書き方を覚える前に必要な「運筆(うんぴつ)」と言われる、筆の運びの練習ができていたと感じています。
その期間があったからこそ「きれいな字を書きたい」と思えた時には、準備ができていて上達が早かったのだと思います。
結果、あれこれ教えたい気持ちをこらえて、本人の意思に任せて見守ることが習得の近道となりました。
今はまだ、文字が左右逆になってしまうことがあります。それでも指摘はせず、娘が自分で気づくまで待とうと思っています。
小学生になって改めて書き順を習うので、幼児期のひらがな練習は、ゆっくり楽しくでいいのだと思います。
それにしても、意地っ張りな娘とは、これからもぶつかることが多々ありそう(笑)。
遠回りしたり失敗を繰り返したりする姿は、もどかしく感じることも多いけれど、子どもを信じて焦らず見守っていきたい、そんなふうに思えた出来事でした。<文・写真:ライターnicoai>
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