絶えない親子&きょうだいゲンカが驚くほど解消!寝る前の幸せの呪文
そう言いながら、子どもをギューッと抱きしめました。
部屋を暗くしているので、子ども達の表情はあまり見えませんでしたが、肌が触れあうことで私の思いもストレートに伝わるような気がしました。
「うーん、わかった。気をつける」子ども達からも、そんな言葉が聞こえました。
「幸せの呪文」をしっかり口に出して伝える
それ以来、私自身「あ、言いすぎたな」と思うことがあったら、ひと呼吸して自分のイライラが落ち着くまで待ち、その日の夜に「さっきはごめんね」「大好きだよ」「世界で一番大切だよ」など、思いをしっかり口に出して伝えるようにしています。
また、おもちゃの取り合いやテレビのチャンネル争いなど、子ども同士のいざこざがその場で解決できていないように感じたときは、ベッドタイムに私から「さっき〇〇でもめていたけど、仲直りした?」と声かけするようにしています。
すると、子ども達の間でもギューッとハグをしながら「ごめんなさい。明日は仲よく遊ぼうね」などと言い合うように。
こんな感じで、わが家では「ごめんなさい」「大好きだよ」と伝えること、そしてハグをすることが、「幸せの呪文」として機能しています。
子どもの月齢に合わせて「幸せの呪文」も変化
「幸せの呪文」は、子どもの成長に合わせ、少しずつ内容が変化しています。一例を紹介します。
・幼少期:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」、ハグ、抱っこ、手つなぎ
・小学校低学年:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」「世界で一番大切」、ハグ(抱っこや手つなぎはしたがらなくなりました)
・小学校高学年:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」「どんなときでも〇〇の味方だよ」(肌の触れ合いはしてもらえなくなりました)
ちなみに、夫婦間でも、もめごとの大小はあるでしょうが、幸せの呪文は有効だなと感じています。
普段なかなかいえないセリフでも、たまには意識して「愛している」「いつもありがとう」と言うようにすると、夫婦関係も円満にいくように感じています。各家庭それぞれの「幸せの呪文」は「私は家族に愛されている」と感じられるパワーを与えてくれるものだと思います。
「なかなか気持ちを素直に伝えられないな」と感じる場合は、ぜひベッドタイムで試してみてください。
その日のモヤモヤは、その日のうちに解消して、スッキリした朝を迎えましょう!
<文・写真:ライターnanahi>