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チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること

あんふぁん
先日、とある雑誌で「サスティナママ」という言葉を目にしました。「環境問題に関心を持ち、無理せずおしゃれを楽しむママ」として特集されていました。
そのような言葉が作られるほど私たちの生活にどんどん浸透してきている「サスティナブル」という考え方、みなさんは実際にどのようなものか知っていますか。

「サスティナブル」な活動って?


sustainableは、sustain(維持する)+able(可能な)からなり、「持続可能な」「ずっと続けることができる」という意味の単語です。
そこから現在では、「人間社会や自然環境を社会・経済・経済の3つの観点から今のシステムを失うことなく持続可能な状態にしていく」という壮大な意味で使われています。
企業活動や経済活動ではエコな活動と組み合わせて使われがちですが、それだけではなく「自分がよいと思ったものや社会の仕組みがずっと続くように」と行うそれぞれの活動もサスティナブルな活動と言えるのではないかと思います。

チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


チョコレートがずっと食べたい!と考えるなら


私が「サスティナブル」という言葉を意識したのは、「持続可能なチョコレート」という企業の取り組みを知ったからです。
それまでは、「サスティナブル」の意味はなんとなく理解している程度で、エコバッグを使用したり、電気の節約やプラスティック容器をなるべく使わないなど、いわゆるエコな活動をすることなのだろうなと考えていました。


持続可能なチョコレートとは?

普段何気なく食べているチョコレートですが、その原料はカカオです。そのカカオの多くを作っているのは西アフリカ諸国の小規模農家で、現地でのインフラは不十分、労働力も足りていません。その結果、子ども達も小さなころから働くことになり、多くの子ども達の学習機会が奪われているというのが現状です。
今の状況が続いて、その子どもが大人になったとき、読み書きもできず、農業への知識もない中でよりよい農業経営ができるとは考えにくく、カカオの生産そのものがが危うくなってしまうかもしれません。
将来、私たちが簡単にチョコレートを食べるのも難しくなってしまうかもしれないのです。

「ココアホライズン認証システム」が導入されたチョコ
そこで始まったのが、大手ココアメーカー、バリーカレボー社が主導している「ココアホライズン認証システム」です。
この認証を受けているカカオを使ってチョコレートを作ることで、カカオ農家の繁栄、森林伐採及び CO2排出量の削減、児童労働の撲滅に貢献することができ、将来的に持続しておいしいチョコレートを食べられることにつながっていきます。
つまり、私たちはその「ココアホライズン認証システム」が導入された商品を買うことでサスティナブルな活動の一助となることができるのです。

現在、日本でも多くの企業がこの活動に賛同していて、おなじみの「ブラックサンダー」(有楽製菓株式会社)や、「小枝」「森永ミルクチョコレート」(森永製菓株式会社)にはこのココアホライズン認証カカオが使われています。

チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


どちらの会社も今後、すべてのチョコレート製品をサスティナブルチョコレートに変えていくことを目指しているとのこと。
この取り組みを知ることで、チョコレートに限らず、私たちが「サスティナブルを考えた商品」を選んで買うこともサスティナブルな社会を作っていく上でとても大切なことなのだと実感することができました。

ペットボトルはかなり使えるおもちゃに


チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


私たちの生活の中にもできることはちりばめられています。
私は子どもが小さい頃からペットボトルを活用して様々なおもちゃに利用していました。
例えば、中にビーズなどを入れてマラカスにしたり、子どもと一緒に絵を描いて、少し水を入れ、ボーリングのピンにして遊びました。

チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること


大きくなった今では、ペットボトルのフタが大活躍です。フタにシールを貼ってアルファベットを書いていきます。

これを並べることでフォニックスを覚えながら単語を作る遊びができます。
小さなことですが、捨てない、再利用するという工夫が実はサスティナブルな活動になっているのかもしれません。

子どもたちに未来を想像させること


そして、ママである私たちの一番大切な使命として、子ども達に自分の生きる未来を想像させることがあると思います。
地球に共に生きる動物と触れ合ったり、美しい景色を実際に見せに連れて行ったり、時にはプラスティックごみで覆われた海岸を歩いてみるのも大切なことかもしれません。

昨年、インドネシアのジャカルタを訪問した際、子どもがとてもショックを受けていたことがありました。
ジャカルタの海はとても汚くて、ごみが浮き、ヘドロで真っ黒なのですが、そこから船で1時間ほど行くと透明度抜群のキレイな海が広がっています。子どもにとってはとても同じ海とは思えず、島で泳ぐときもとても複雑そうな表情でした。
「人間がごみを捨てるから、海が汚れるんだ」ということを肌で感じることができた経験になりました。


チョコを買うのもサスティナブル!今日から親子でできること

ジャカルタから60分ほど、プロウスリブのキレイな海

まず現実を知り、どうすればいいのかを考える、それがサスティナブルな活動の第一歩なのではないかと感じています。

<文・写真:ライターよこも>

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