ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方 デジタルネイティブを育てるpart2
ときに首のストレッチも取り入れましょう。そして自分の頭を支える首の骨をイメージしながら「いま首はこんな状態」など意識して首に負担がかからないように姿勢を正しましょう。
こんなふうに、家庭にある端末ごとに、特徴やメリット・デメリット、どう付き合うかを考えることは、とても重要です。
とくにスマホは、他の端末に比べて依存性が高いと指摘されていること※1も考慮に入れておきましょう。
端末は成長に合わせてバージョンアップ
ここで、わが家のことをふり返ってみます。
わが子の子ども時代でも、ゲーム機やガラケーなど新しいデジタル端末が出るたびに、小中学生は「みんな持ってるから自分も欲しい」と親に訴える傾向はありました。いつの時代も変わらない光景ですね。
でもわたしは、端末の特徴を親子で理解したうえで、わが子の心身の成長に合わせた端末選びを心がけていました。
経験を積みながら、安全性を自分で理解して操作できるよう、自分で判断できる力をつけさせることが大事と考えていたからです。
ネットを利用する端末も、パソコンからタブレット、ガラケーもしくはスマホというように、年齢と必要性に応じて端末選びをするのも大事な選択肢と考えてほしいと思います。
より簡単、便利で新しい端末がどんどん出てくるけれど……
ネットにつながる端末の開発は息をつく間もありません。メガネや時計のようなウェアラブル端末、AIスピーカーのようにユーザーの意図を反映する端末など、大人のわたしでもすぐ飛びつきたくなるのですから、子どもはなおのことでしょう。
ですが飛びつくまえに「これは依存性が高いのかな?だったらどう使おう」「メリット・デメリットは?」「自分の性格でこれを使って大丈夫かな?」と考えることを習慣にする子になって欲しいと思います。
なんでもスマホで代替できる世の中ですが、文房具屋さんや日用生活品のお店などに足を運んで、日記をつけるならスマホではなく紙の日記帳、目覚ましに使うならスマホではなく時計など、いろいろな選択肢を広げておくと、のちにスマホに依存せず、自分でなにを利用するか選択することもできます。またデジタルネイティブの子どもたちにとっては、スマホなどの端末で利用しているものに、元となったアナログの時代があったことが新鮮な気づきになるかもしれません。親子で楽しくアナログとデジタルの関係を探してみると、子どもは新鮮に、親は忘れていた生活スタイルに気づくなどいろいろな発見があるかもしれませんね。