2018年2月2日 10:31
子どもがもらったお年玉どうしてる?お金の価値・管理を教えるチャンスにしよう!
お正月といえば子どもにとって楽しみなのがお年玉。この年末年始に帰省するなどして、親や親戚からお年玉をもらっている子は多いでしょう。子どもに向けていただくお年玉ですが、まだ小さい子は親が代わりに管理しているというケースが多いと思います。しかし成長に伴い本人が使いたいと言うこともでてくるでしょう。子どもがお年玉の使い道を考えることはお金について知るチャンスとなります。では、どのようにルールを決めたら良いのでしょうか。
知っておきたいお年玉の由来
そもそも、お正月にはなぜ子どもがお年玉をもらうのでしょうか?子どもに聞かれても答えられるように、由来や意味を知っておきましょう。
お正月とは元来、新年の神様である「歳神様」を家に迎えてもてなし見送るもので、様々な行事は全てそのために行われます。
歳神様は新しい年の幸福と共に、魂を分けてくださると考えられていました。鏡餅は歳神様の魂の依り代なので、鏡餅を食べることで魂を体に取り込みました。この年魂をあらわす餅魂を家長が「御年魂」として家族に分け与えたのがルーツです。昔は、お年玉はお餅だったのですね。
お年玉の金額相場を知っておこう
お年玉の金額は、子どもの年齢やあげる方の関係性などにより様々です。参考程度に、おおよその相場を知っておきましょう。
0~3歳:500円~1000円
3歳~6歳:1000円~3000円
6歳~9歳:3000円~5000円
0~3歳などの物心がつく前の小さい子には渡さないという意見も多くあります。就学前の4~5歳になると9割程度の子がお年玉をもらっているようです。
また、何歳までお年玉をあげるかについては、高校生までが約半数を占めて一番多い意見でした。高校卒業後進学する場合もあるので「社会人になるまで」や、「成人するまで」という意見が次に多くあります。
お年玉の使い方は子どもと話し合おう
お年玉を親が管理する場合、圧倒的に多い意見が「貯金・預金(以下、全て貯金と記載)」です。確かに赤ちゃんの時に子どもに渡しても意味も価値も理解できませんが、物を欲しがったりお金についてわかってきたりする年頃になってからは親の一存で貯金をするのはオススメできません。お年玉こそお金の価値や管理について知る絶好の機会です。お年玉の使い道については子どもと話し合い、子どもに決めさせることで、お金のありがたみを知ることができます。