2016年10月3日 11:00
誰しも、24時間365日「子どもの障害に理解のある、穏やかな母親」ではいられない
疲れて、疲れ果てて、それでも願うことはただ1つ
Upload By ニャンタ
息子が荒れるのはこの日だけではない。こんな時、私は本当に疲れる。心の底から、息子のことががわからなくなる。
どうしたら、あなたの心に私の声が届きますか?
私はあなたが責め立てる程に、あなたの言葉を受け止めていないのですか?
心の底に重石を置かれたような、泥の中を腰まで浸かって歩いているような感覚。
そんな心の中で願うことはただ1つ。
どうすれば、あなたと一緒に心地よくいられますか?
わかっている。息子には家族の理解と支援が必要不可欠だということ
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息子との穏やかな日々。それは簡単には叶わないことだとわかっている。
息子には家族の支援が必要で、私が1人で抱え込まなくても済むよう、療育が必要だということも。
それでも成長は緩やかで、進んでいるのか後退しているのかわからないような日々。
支援者から言われるのは
「以前に比べてできることは増えているでしょう?」
「他の子と比べないであげてください」
という言葉。
そんなこと、もちろんわかっている。わかっている。
ただ、あまりにも息子と心を通わせる事が少なくて、途方にくれてしまうのだ。
兄妹2人とも、大切に思う気持ちは同じなのに。
24時間365日「障害に理解のある、穏やかで良い母親」は演じられないと思う
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知的な遅れや、言葉の成長に遅れがないからといって、息子がいつも自分の気持ちを「伝えられる」とは限らない。
出てくる言葉が多少高度であっても、的確に自分の気持ちを表現している訳ではないのだ。そんな複雑な脳の仕組みをもつ息子。それを支援する家族。
この家族の負担へ目を向けてくれる人は、一体どのくらいいるのだろうか?
このコラムで、1人でも多くの方に頷いてもらえたり、孤独感を和らげてもらえたら。
日常に散らばる苛立ちや孤独を「辛いと」言っていい、そう感じてもらえる一助になれたら、私の日常も捨てたものではないかもしれない。
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