2017年2月7日 11:00
いつか来る「発達障害ってなに?」にどう答える?娘との会話から考えたこと
そうしなければ、瞬く間に髪は広がってぼさぼさになり、不潔に見えてしまいます。
2日で1時間、1週間で3時間、1ヶ月でなんと10時間越え!
「一度も髪を梳いたことがない」という美しい髪の持ち主である姪っ子を見るたびに、毎朝たわし髪と格闘している私たち親子は一体なんだんだろう?とがっくりきてしまいます。
ある日、娘とこんな会話をしました。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017007299
娘「ママ、せっかくこうやって髪型を整えても、姪っ子ちゃんの方がきれいに見えるね…」
私「そうだねぇ。頑張ってるんだけど仕方ないよね。こういう髪を持って生まれたんだもんね。」
娘「他の髪に変えてもらうわけには…いかないよね。」
私「そうだよね。この髪で生きて行くしかないんだから、嘆くよりも、どうやったらこの爆発的な頭を清潔に見せられるか、テクニックを磨くしかないよね。」
娘「そのかわり、私にも誰かから『うらやましい』と思ってもらえるところがあるのかなぁ?」
私「きっと持ってるよ。生まれ持ったスペックってみんな全然違っていて、良いのも悪いのもごちゃ混ぜになってるからね。
あなたが当たり前だと思っていることが、誰かにとっては羨ましくて仕方のないところだったりするんだよ、きっと。」
娘「そっか。自分では当たり前だと思ってることが、他の人にとっては手に入れられないものだったりするんだね。髪のキレイな人が私の苦労を知らないのと同じだね!」
そんな話をしてから、娘は毎朝、自分で髪を整えるようになりました。
もちろんブラシでとくだけでは清潔に見えないので、また一から私が濡らしてセットをするのですが、「なんとかしてみよう!」という気持ちが嬉しくて、頭をなでながら「きれいにできたね」と声をかけるようにしています。
そうしているうちに、発達障害の特性もこれと同じじゃないかな?と思うようになりました。
発達障害は、人が生まれながらに持った「スペック」のひとつ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161004750
発達障害の人が抱えるさまざまな特性は、生まれ持ったスペック(=仕様)であって、誰かと取り替えることもできなければ、努力したからといって仕様自体を根本から変更することもできません。