2017年11月19日 11:00
[第3回]「彼の人生を生きるのは、私じゃない」 — 同じ発達障害の息子を見守り、いま思うこと
私が心配するまでもなく、しっかりやってるんだなぁ…と。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002171
同じ診断を受けた鈴木さんと息子のハルくん。自分の幼少期と比べて、似ているところもあれば全く違うところもある。そして、凸凹がありながらも彼は彼でたくましく学校の中で成長している。
そんな息子さんの様子を眺めながら、「いずれ困るときもやってくるだろう」と予想する鈴木さん。
鈴木: 今は本人も自覚していないけど、学年が上がったり環境が変われば、困り感が出て来ることもあると思います。私の予想では、4年生ぐらい。
だから、親としてはある程度の心の準備はしているんですけど、正直、それほど心配していないんです。
だって、彼の人生を生きるのは彼であって、私じゃないから。
あまり心配しすぎるのも彼に失礼かなって。「まぁ困ったことがあれば話してくれよ、一緒に考えようぜ」ぐらいのスタンスでいます。
親子と言っても、自分と息子は他人だから、それぞれの人生を歩んでいく。親としてサポートはするつもりでいるけど、彼自身が道を切り開く邪魔をしてはいけない。そんな考えを取材中繰り返し語ってくれた鈴木さん。
「なんとかなるし、なんとかするしかない」
それが、鈴木家の合言葉だそうです。
発達障害による困りごとがゼロになるわけではない。
自分がそうであったように、これからのわが子の人生にも色々あるだろう。だけどきっと、彼なら「なんとかする」と信じている。
日々成長していく小さな“同志”を横目に、鈴木希望さんも、自分の人生を歩んでいきます。
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