2019年1月17日 07:00
女性の発達障害、場面緘黙など、成長とともに変化する「寄り添い方のヒント」が見つかる4冊を紹介
といった質問が並び、著者で精神科医の崎濱盛三先生が回答。この本では、「一般的な症状」を個人に当てはめて語るのではなく、個々のケースを丁寧に読み解くことで、裏付けを浮かび上がらせていきます。
子どもの成長の過程に合わせて、行動の裏にある理由や本人の心の変化などがわかりやすくまとめられています。発達障害のある子どもの思春期に向き合うために参考にしたい一冊です。(発行: 2019年1月15日)
父がみた息子を取り巻く本当の問題と心の変化。『漢じがすくなくてすいません 中東のある国で息子のディスレクシアがわかった』
異国の地で父子2人暮らしする中で、息子さんのディスレクシアがわかったという父親の武井直紀さんによる手記です。
特に、読み書きができないことに対する同級生からのいじめ、理解のない教員の対応などが息子さんの心に影響を与えたことなどを取り上げています。文字を読めない・書けないといった状態そのものよりも、周囲の無理解さから生まれる心の苦しさが本人にあるということについて考えさせられます。
さまざまな問題に向き合っていく中で、息子さんの心はどう変化してどんな道を選んだのか。衝突を繰り返しながらもその変化をつぶさに見つめた等身大の家族の姿が書き出されています。
幼稚園や保育園で行き渋り、集団行動できない、お友達に手が出る…対策を専門家が回答!