2020年7月28日 17:00
「その言い回し、誤解を生んでいたかも?」わかりやすい「伝えかた」で、発達障害むっくんのパニックを劇的回避!
誤解を生む言い回し
私には焦っているとき、イライラしているとき、つい口をついて出てしまう言い回しがあります。私としては状況がよくなるように使いがちなのですが、実際には改善するどころかむっくんはパニックを起こし、状況は悪化するという。
それがこちら。
Upload By ウチノコ
「○○しないと、○○しないよ!」
否定+否定で、それが嫌ならどうしたらいいのかな~?と、嫌な状況を回避するための行動を生み出そうとする言い回しです。
えぇ、わかっています。ただの脅しです。子どもに対して…いや誰に対しても好ましくない言い回しです。
私もわかってはいるのですが、子どものとやり取りがヒートアップしてくるとイライラして、いじわるな気分になって使ってしまうことがあって…。
私も子どものころ、よく大人に使われた気もするのですが、むっくんはこの言葉によって一瞬で大パニックを起こしてしまうのです。
Upload By ウチノコ
どうしてパニックを起こすの?
たとえば私が、「トイレに行かないとお出かけしないよ」という言葉をむっくんに対してつかったとき、私は、この言葉を「お出かけしたいならトイレに早く行きなさい!」という意味のつもりで使っています。
ところが、むっくんはこの言葉を「自分はトイレに行っていないのだからお出かけは中止」「楽しみにしていることがなくなる!」という、急な予定変更だと思い込み、パニックを起こしてしまいます。
Upload By ウチノコ
「『車の中でトイレ!』とならないよう、トイレに行ってから出かけようね!」と伝えたかっただけなのに、全く意図を理解してもらえません。出かけるどころか、パニックの鎮静化で出かける前に疲れ果てるというね…。
小さなころから現在まで、変わらずパニックを起こし続けるむっくん。私は「この言い回しってわかりにくいのかな?でも子どもってそんなものか」と思っていました。しかし、弟のくーちゃんは3歳になった頃から、同じ言い回しで意図が伝わるのです…。
Upload By ウチノコ
どう受け止めているの?
むっくんとくーちゃんは同じ環境で育った兄弟、それぞれ同じ場面で同じ言葉を聞いています。それなのに、「なぜあんなにも解釈に差がでるのだろう?」と思い、現在7歳と4歳で自分の考えを言葉にできるようになった2人に聞いてみました。