2021年2月18日 07:00
自閉症長男、もうすぐ卒業式!小1での問題行動、着替え・登下校・運動会...小学校6年間の壁と成長を振り返る
ここからはシュウが成長したなと私が思ったことを紹介していきたいと思います。
これは1年生のときから根気強く先生が練習を手伝ってくださり、始めは前後を逆に着たりしていましたが、3年生くらいには一人で間違えずに着られるようになりました。
1年生の運動会では、一応完走したものの他の人のコースに平気で侵入していたシュウ。しかし、2年生の時には自分のコースを走り切り、見事1等賞をとりました。
乗り物、食べ物、体のパーツ、数字や色など、学校でカードを使って学習した効果か、今では身の周りのものの名前はたいてい理解しているようです。
これが一番大変だったと思います。
先生の話によると、9時のチャイムの音が聞きたくて校舎の時計の前で座り込んだり、途中先生に抱っこをせがんでみたり、「嫌だー!」と泣いて暴れたりとなかなか大変だったようです。
実は一人で歩いて教室まで行けるようになったのは、ごく最近のことでした。
きっかけはなんだったのでしょう。先生に聞いてみると「たぶん、お兄ちゃんになったんだと思います」とのことでした。先生は「もうすぐ中学生になるよ!と繰り返し学校で言っているので、お兄ちゃんになるという自覚がめばえてきたのかな」と笑っておられました。もしそうなら、嬉しいことだなと私は思います。
Upload By シュウママ
Upload By シュウママ
どれもひとつひとつは小さな小さな成長で、定型発達の小学6年生なら、当たり前のようにできることです。
けれど長男は6年かけてひとひとつ壁を越えて克服していったのです。それは先生方のご支援のおかげも大きかったのですが、長男の心が見えにくいけれど、ゆっくりゆっくりと育っていったことも大きかったと思います。
6年間、よく頑張りました
3月にはいよいよ卒業です。よく頑張ったねと長男の頭をなでてやりながら、果たして母は泣かずにいられるか。今から心配しています。
Upload By シュウママ
発達ナビライターによる小学校生活での困りごとエピソードをあつめたまとめコラムはこちらです。
LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
https://h-navi.jp/column
「え!信じられない!かわいそう!」お隣のマウントママに困惑…私の育児っておかしいの?