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ADHDの症状は何歳ごろから?診断の基準は?チェックリストも【マンガでまなぶ子どものADHD】

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ADHDの症状は2歳ごろから

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ADHDは先天性の発達障害です。学習や対人関係、社会生活に困難を抱えることが多いため、ある程度成長するまではなかなか障害に気づきにくいのも特徴のひとつです。
ADHDと診断された人たちの中には、乳児期にも「なかなか寝付かない」「寝返りが多く、落ち着きがない」「抱っこされることを嫌がる」などの傾向があった、と振り返る声も。ただ、このような行動は定型発達の赤ちゃんにも見られるもので、一概にADHDと結びつけることはできません。

ADHDの特性がはっきりしてくるのは、早くても2歳ごろからです。「じっとしていられない」「かんしゃくを起こすことが多い」「ものを壊したり、乱暴な遊びを好む」などの様子から、専門機関に相談したり、医療機関を受診して気づくケースが多いようです。また、3歳児健診のときにADHDの疑いがあるということで、フォロー対象になることもあります。

2~3歳の時期に多く見られる特徴は、多動性や衝動性であると報告されています。
落ち着いて座っているのが苦手、電車やバス、公共の場など、静かにするべき場所でも騒いでしまうなど、多動性の特徴は親にとってもヒヤヒヤするもの。周囲の視線が突き刺さり、肩身の狭い思いに苦しんだ経験を持つ方も少なくないでしょう。

ADHDと診断されるのは7歳ごろからが多い


ADHDの特性がよりはっきりとあらわれるのは、幼稚園〜小学校に入学する7歳ごろです。ADHDの診断を受けた時期も、就学前の7歳ごろからが多いと言われています。低年齢のころは「ADHDの疑い」として確定診断をせずに、慎重に診断・検査を行う医療機関もあります。

また、大人になってからADHDと診断される人もいます。ちょっと変わった子、問題児として扱われ、本人の性格の問題として見過ごされてきたものの、社会に出てから仕事や対人関係で困難を抱え、受診に至ることも多いようです。最近ではADHD(注意欠如・多動性障害)という名称が広がり、発達障害への認識が広まってきたことから、子ども時代に診断を受ける方も増えているといえるでしょう。


ADHDの主な症状は?チェックリストで確認!


ADHDのある人によく見られる困りごとの一部を紹介します。ADHDの症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つですが、これらの症状は関係しあったり、重なったりしている場合も少なくありません。

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年齢や環境によっても現れる特性や困りごとは異なります。また、ADHDの特性があるからといって、必ずしも生きづらさや困難を抱えるとも限りません。ただ、もし上記のリストの特性や困りごとに当てはまるものが多く、長期にわたって日常生活や学校生活に支障が出ている場合は、相談機関に相談をしてみるのがよいでしょう。

思春期になるとADHDの特性による多動は減少傾向


思春期になると、授業中にふらふらと立ち歩いたり、会話の流れを無視して突然周りの人に話しかけたりといった、幼児期や小学生時代に目立っていた行動は落ち着いてくることが多いようです。

その一方で、発達障害のある子どもは、思春期に入ると劣等感を抱きやすい、という傾向も報告されています。中学、高校では校則や定期テスト、部活動、さまざまな行事など、規律を守って集団行動をする場面が増えていきます。
また、第二次性徴をきっかけに、他者との違いも意識し始める時期です。思春期特有の悩みに寄り添いながら、自分自身の得意なところにも目を向けることができるように、サポートしていくことが大切です。

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