2021年8月29日 14:15
「なぜ爪をむしる?」「どうして暴れた?」自閉症息子、マンションでパニック、苦情まで。でも息子なりの理由があって…
なので、学校に爪切りを持ってきてもらい、毎月10日・20日・30日に切る方法ではどうでしょうか」と提案がありました。
そして、翌日。帰宅した息子が持ち帰ってきた連絡帳には次のように書いてありました。
「昼休みに担任と一緒に爪切りをしました。まだ自分では切らず、担任と一緒に切りました。切る必要のない爪の長さも確認しました。繰り返し確認することで自分で切らなくてもよい長さがわかってくると思います」
キメ細かくて、有難いと感じました。
人の行動には必ず理由があります。
頭ごなしに注意しないで「なぜそれをするのか」を考えなくてはなりません。「私はまだまだ修行が足りないな!」と思った出来事でした。
執筆/立石美津子
(監修:井上先生より)このエピソードのように、長年子育てをしていても、子どものパニックの原因については分からないこともあると思います。特にその原因となる出来事が、時間的に離れていると気づきにくいものです。
爪噛みに関しては、感覚過敏や暇つぶしで続けてしまっているお子さんもいます。それぞれの行動が起こりやすい状況を振り返りながら、個々の原因に応じた支援を考えていくことが大切です。
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