2021年8月27日 06:15
自閉症息子の「癇癪スイッチ」で毎日疲弊。道順こだわりでパニック…療育の先生からのアドバイス「見せながら予告」の効果は…?
「この絵カードの部屋にいくのか」と徐々に理解してきたのか、移動がスムーズにできるようになってきました。
移動の前には言葉だけで予告するのではなく、写真や絵カードなどで視覚支援も合わせて予告する。そうすることで理解が進み、本人も納得してから安心して移動できることを学びました。
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今では、療育園内なら言葉だけの予告でも移動ができるようになりましたが、ほかの場所だとまだ視覚支援が必要な場合もあります。必要ならば撮影の許可をいただいた上でカメラでその場所の写真を撮り、出かける前には写真を見せ、行き先を予告し、Pが安心して出かけることができるように心がけています。
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執筆/みん
(監修:井上先生より)
自閉症スペクトラムのあるお子さんの特性として、耳から入る情報よりも、目から入る視覚的な情報の受け止めやすさがあります。
耳から入る情報は一瞬で消えてしまいますが、視覚的な情報はそこに残り続けるので理解しやすいです。みんさんのように初めて行く場所や初めて会う人の場合も、あらかじめ子どもに写真や絵を見せておくとその後の流れがスムーズに行く場合があります。
場所の写真の撮り方のコツとしては、単に建物の全体像を撮るだけではなく、子どもが注目しそうな特定のアイテムを画面にいれることです。例えば、公園に行く場合、全景だけでなく、その子どもが好きな遊具などを入れ込んでおくとより理解しやすくなると思います。
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