2022年1月19日 14:15
暑くないのにクーラー?寒いのに扇風機?小5の発達障害娘は「暑い」「寒い」は分かるけれど体温管理が難しい!
そう思ったので、結局クーラーのリモコンを娘の部屋に置かないようにしました。
寒いのに、扇風機!?
それから扇風機だけの日々が続きましたが、ある日…肌寒さが突然やってきました。窓を少し開けるだけで十分で、扇風機をつけると寒すぎると感じる気温。
その夜、娘が寝たかどうか部屋に様子を見に行くと…
Upload By SAKURA
娘は、窓を全開にし扇風機を強にして、ガタガタ震えていました。
Upload By SAKURA
行動を選ぶこと、組み合わせることが苦手。
娘は、体感で「暑い」「寒い」は感じることができますが、そう感じたあとの行動が、分からないようでした。
自分が感じた気温から、「窓を開ける(閉める)」「扇風機をつける(消す)」「クーラーをつける(消す)」など、いくつもある選択肢の中から、自分の暑さのレベルに合わせて、ぴったりの行動を選んだり組み合わせたりするということが、娘にとってはとても難しいのです。
Upload By SAKURA
今までは、その日の気温に合わせて、寝る部屋の環境は、私たちが整えてあげていました。そのあとに、娘が「暑い~」とか「寒い~」とか、言ったときは微調整もしてあげていたので、まさか自分の体感で判断することがここまで苦手だとは思いませんでした。改めて、娘の苦手に気がついた出来事でした。
この苦手は、なんとかするべきだろうか…そう考えていたとき。私たちは、もう一つの娘の苦手に気がついたのです…。
執筆/SAKURA
(監修:井上先生より)
感覚過敏性や感覚鈍麻性があって、暑い・寒いの感覚がほかの人と違っているお子さんもいます。感覚の違いというのは多くの親御さんにとって自分の感覚にないことなので悩ましいと思います。また、あーさんと同じように暑い・寒いが感じられたとしても、適切な対処をすること、例えば厚着をしたり服を脱いだりする、扇風機とクーラーと窓の3つを使い分ける、などが難しいお子さんもいます。適切な水分補給なども難しいという子がいます。
手立ての一つとして、「〇度以上になったらスイッチを入れる」「〇度~〇度の間は、窓を開けて扇風機にする」といったように、肌感覚ではなく具体的な数字、温度や時間を手掛かりに推奨される行動を決めて紙に書いて「見える化」するなどがあります。もちろん、体調が悪いときなどは融通をきかせないといけませんが、一旦は獲得しておいて、普段こうだけど体調や状況に合わせて変えようというのはその次と考えるのも手かと思います。