子育て情報『幼児期、激しかったASD息子の癇癪。パニックで固まる…を経て、大爆発がなくなったターニングポイントは?』

2022年3月8日 06:15

幼児期、激しかったASD息子の癇癪。パニックで固まる…を経て、大爆発がなくなったターニングポイントは?


イライラすることはあるけれど、癇癪は落ち着いてきました!

幼児期、激しかったASD息子の癇癪。パニックで固まる…を経て、大爆発がなくなったターニングポイントは?の画像

Upload By 丸山さとこ

小学5年生のときに「あれ?みんな自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?と思った」と言うコウはそこからグッと落ち着いていきました。

今でもイライラしたり突っかかってきたりすることはありますが癇癪というほどの大爆発はなくなり、周囲の人はもちろん本人も「楽になった」と言います。

そんな風に過去を振り返ってサッパリと語る彼の癇癪の歴史はそこそこ長く、ブリッジしながらキーキー叫んでいた保育園児のころから始まっています。(今思うと、乳児のころに反り返って泣いていた姿も癇癪だったのかもしれません)

小学校に入学してから2年生までは癇癪よりもパニックになることが多かったコウは、思うようにならないときや上手くいかないときは青ざめて震えながら固まっていました。泣きながら頭や腕を床に打ちつけることもありました。

しかし、2年生の後半からは再び癇癪を起こすようになり、”言葉を使った癇癪”が増えてきました。


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今振り返ると、コウはそのあたりから癇癪を起こしながらも少しずつ周囲を見られるようになったのだと思います。

前述の「もしかして自分の表現って人より激しいのかな?」という発言も、癇癪を起こす自分や周りの子ども達を客観的に見られるようになったからこそ出てきた言葉だと考えると、癇癪を起こしつつも、落ち着いたあとでそのときの状態について会話ができるようになった小学2年生辺りがターニングポイントだったのかもしれません。


コウと私、それぞれが振り返る「なぜ癇癪は落ち着いていったのか?」

パニックについて「心や思考が遠心分離機にかけられる感じ?回されてバラバラになっちゃう」と言う彼。その彼にとって、癇癪は「『あー!』ってムシャクシャする感じ」なのだそうです。

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そのためか、小学2年生以降の『言葉を使った癇癪』に対しては、声をかけることがある程度有効でした。話しかけて気をひいたり交渉に持って行ったりできるようになったことで、少しずつ「癇癪を起こすよりも、気持ちや考えを言葉で訴えた方が自分にとって得になる」と学んでいったのではないかな?と思います。


コウに「自分としては、癇癪が減ったのはなぜだと思う?」

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