子育て情報『ASD息子の「長く激しい癇癪」は最長20時間!投薬治療での改善も難しく…4歳の今、「一瞬のSOS」が肝心で!?』

2022年3月29日 06:15

ASD息子の「長く激しい癇癪」は最長20時間!投薬治療での改善も難しく…4歳の今、「一瞬のSOS」が肝心で!?


最長で20時間以上、泣いて怒っていたころ

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Upload By かさはらあやこ

自閉スペクトラム症と中度知的障害のある息子が3歳のころは、

・眠いのにうまく寝つけない
・思い通りに遊べない
・嫌なことを上手に避けられない
・行事などいつもと違う状況
・怪我や風邪などの体調不良
・気圧や天候、温度や湿度の変化

上記のような理由で癇癪を起こし、1~2時間、長い時は3~4時間、最長で20時間以上、泣いて怒る。発語もなく、意思の疎通も難しいので、その時点で理由を推測するしかなく、真相は分からない。という状況でした(きっとどの理由も正しい)。

一度スイッチが入ってしまうと、最終的に全力でスルーして耐えるしか策がなく、泣き叫んで暴れるわが子と共に涙を流し、ただただ心が擦り減る日々を過ごしていました。



医師と相談してはじめた投薬治療

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3歳6ヶ月から4歳6ヶ月の一年、偏食は酷くなり、体調もずっと崩しがちで小さな成長すら感じることも少なくなりました。

癇癪も、瞬間湯沸かし器のように、一瞬の激しい怒りで床に頭を打ちつけたり、壁に激突したり…。力も強くなったことで怪我の心配もあり、一日中イライラして苦しそうな息子を見ていることもつらく、4歳を過ぎたころから医師と相談して投薬療法を始めました。飲めば、穏やかになり癇癪は起こさなくなる。薬は、それぐらい精神に作用する強烈なもの。息子が息子でなくなったらどうしようという不安と、これでやっと癇癪から解放されるという期待。

9ヶ月経った今、どちらも当てはまらず。心配していた副作用も特になく、息子は息子のままで、昼間に何時間も続くような癇癪はなくなったものの、小さなイライラは相変わらず起こっている状態です。


薬に完全に頼るのではなく、家での環境も見直し、できるだけ落ち着けるような空間にするために努力したり、母親である自分のメンタルを崩さぬよう仕事をセーブし(コラムもお休みをいただいておりました)、とにかく無理をしないように過ごしています。


癇癪を起こす理由が少しずつ分かるようになった出来事

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息子は12月に入り、年末が近づいてくると荒れる傾向にあります。2020年から2021年にかけての年越しで、起きている間はずっと泣いている、という過酷な状況を経験したこともあり、2021年の年末は気合を入れて臨みました。

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