2022年5月17日 06:15
映画鑑賞中、感動シーンに水を差す発達障害息子の言葉にイラッ!馬鹿にしてる?そこにはある思いが…
という指摘を受けたことがあります。
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私はむっくんには対人スキルの成長に難しさがあると知っています。それなのに、それを忘れてむっくんの行動や言動に悪意があると決めつけて叱ってしまうこともあります。
今回はむっくんがあきらめずに気持ちを伝えてくれたことで私は勘違いに気づくことができ、むっくんに対応を教えることができました。だけど、もし怒られたことでむっくんが委縮して黙ってしまっていたら、私は気づくことができませんでした。そう考えると、ただ一方的に「失礼だ!」と怒り拒絶した私の対応は、対人スキルが伸びにくいむっくんの学ぶチャンスを奪う行動だったのだと反省しました。
ぶつかるときこそ相手を知るチャンス
私は家族仲良く暮らしたいと思っているので、ぶつかり合うことは嫌だなぁと思っています。だけど、私には私の、むっくんにはむっくんなりの世界があって、家族であってもそこが全く同じというわけにはいきません。
違いがある以上ぶつかることは仕方ないこと。むしろお互いを理解するためには必要で、ぶつかり合いこそ対人スキルを学ぶチャンスとも考えられます。
むっくんのためにも私自身のためにも、これからは相手の言葉にむっとしたときに相手を否定し怒って拒絶することはやめて、まずは「どうしてそう思うの?どうしてそう言ったの?」と相手の世界を知ろうとする言葉からはじめていこうと心に誓ったのでした。
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執筆/ウチノコ
(監修:三木先生より)
発達が気になる子どもたちの感覚や理解は一般的なものとずれていることも多いので、行動だけを見るとぎょっとすることもあります。ただ、そこで先入観を外して「なんでそう思うの?」と聞いてみると、こちらが考えていたことが邪推だった、ということもよくありますよね。相手の場面に限ったことではないですが、こちらが「決めつけてしまう」ことも多いんだろうな、と思って相手の考えを聞いてみるのは、いろんな場面でとても大切なことだと思います。
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