2022年8月15日 06:15
わが子の障害、カミングアウト問題。沈黙される?噂される?周囲の反応が怖かった私の場合
と言い続けてくれたので、それが唯一、私の救いであり、支えになりました。
そんなことがあったので、ますます周囲にカミングアウトするのが怖くなりました。
でも、「子どもは健康そのもので、元気いっぱい育っています」なんて、ダウン症にくわえ、心臓疾患の合併症があるきいちゃんなのに、周囲に嘘をつくわけにはいきません。だからといって、正直に話すと引かれてしまうんじゃ…とかなり悩みました。
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毎日悩んだカミングアウト問題。その結果は…!?
「言うべきか言わざるべきか、言うとしたらどの辺まで…!?」大袈裟ではなく、本当に毎日毎日、そのことばかり考え続けるくらい悩みました。
そして、悩みまくってどうしたかというと……。
一旦、悩みを放置することにしました(汗)。きっとどんな悩みも1年後に同じ悩みを持ち続けていないだろうと思ったのです。頑張れ!未来の私!!きっと未来の私が解決してくれる…!と…。
そして、1年経った後は、見事………!!
何も解決していませんでした~~~~!!!!(泣)
「言うべきか言わざるべきか、言うとしたらどの辺まで…!?」と全く同じ悩みを持ったまま、いや、むしろ、1年経ってしまったので余計周囲にカミングアウトしずらくなってしまったのです…!
ああ~~~バカ~~~~~!!!知ってたけど、私のバカ~~~~~~!!!過去の私、なんつーことしてくれたんだ!!!…と思ってもあとの祭り。そうしてますます「カミングアウト問題」を熟成し、こじらせてしまった私なのでした…。
執筆/星きのこ
(監修:鈴木先生より)
ダウン症であろうと神経発達症(発達障害)であろうと、自分の子どもはこういう病気があり、配慮が必要だと自由に話せる世の中が理想です。特に一見してわかるような先天性障害をもって生まれてきたお子さんの親御さんは、親戚に写真を送ることをためらうことも多いでしょう。以前にもコラムでお伝えしたように、親御さんは子どもの障害に対して「否定→攻撃」を経て「適応→再起」へと心境が変化し、障害を受け入れていきます。
しかし、周囲の方々は障害のある子どもを珍しい目で見てしまうことも多いです。テレパシーで相手が障害を理解してくれる人かどうか分かれば良いのですが、そんな訳にもいきません。カミングアウトの問題は、小学校に入学したあとでも考えさせられます。