子育て情報『生後6ヶ月、おじぎのような動作は「てんかん発作」!?2度の手術、てんかん寛解までの長い闘い【読者体験談】』

生後6ヶ月、おじぎのような動作は「てんかん発作」!?2度の手術、てんかん寛解までの長い闘い【読者体験談】


生後6ヶ月で現れたおじぎのような動作。医師に告げられた病名は……「てんかん」!?

穏やかで優しい性格の17歳(高校2年生)の娘は、3歳で知的障害(知的発達症)と診断されています。右手に麻痺がありますが、幸いにも左手でひと通りのことはできています。

娘は、生後1ヶ月で起こった脳出血(左脳)の後遺症で長く難治性てんかんを患っていました。入院や2度の手術を行ったわが家のてんかんとの長い闘いが少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

娘は生後1ヶ月の時、左脳に脳出血が起こり、開頭手術を行いました。術後に「言語をつかさどる部分、空間把握能力をつかさどる部分で出血を起こしたため、無発語、字が読めないなどの障害が出る可能性が高い」と言われました。私はこのことで頭がいっぱいになってしまい、その時てんかんの可能性を示唆されたのかもしれませんが、正直まったく覚えていません。


初めて「あれ?」と思ったのは、6ヶ月に入る少し前です。ときおりカクンと軽いおじぎのように頭を下げるしぐさが出てきたのですが、意識消失やボーッとする様子もなかったので、てんかんというよりチックみたいなものかなと、夫とも軽く考えていました。

その様子を録画し6ヶ月になってすぐに予定されていた術後の定期健診で見てもらったところ、「これは明らかに点頭てんかんだ」と診断されました。発見が早めだったので「副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)で集中的に治療すれば、予後が軽くなる可能性が高い」と言われ即入院、治療を開始しました。

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入院期間は約1ヶ月でした。抱っこしていれば機嫌がいい子だったので、あまり「大変すぎる!」といった記憶はありません。入院した病院は完全看護のため、夜は保護者の付き添いはできませんでした。最初は心配でたまらなかったし、おっぱいが張って直接あげられない悔しさで泣きながら搾乳していましたが、夜は帰宅し自分のベッドで眠れたからこそ、体力的に乗り切れたのだと思います。


退院後は抗てんかん薬で様子見を続けました。


2歳で再発。2回目の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)治療へ

その後、2歳で点頭てんかんが再発しました。
再び「カクン」と頭が垂れた時はショックでした。「難治性に移行して、もっと酷くなるのかな……」と、最初の時より頭が真っ白になりました。本人は訳も分からずニコニコしていたのが、また切なかったです。

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